ネットの広告などでも良く出てくる、ちょっとグロ系ですが「スモーキングサベージ」という漫画があります。
バナー広告などを見た方ならすでにお分かりと思いますが、作画からしてインパクトがありますよね。
そして、もし漫画を読むとなれば完結しているかどうかは先に知っておきたいでしょう。
また、未完の場合どれが最新話なのか、そしてどこで読めるのか分からない方も多いです。
そこで今回は、漫画は完結したかどうか、最新話や最新刊を読む方法までご紹介します。
スモーキングサベージは完結した漫画?
岩城宏士先生の作品の「スモーキングサベージ」はまだ完結していない漫画です。
2024/11/01日現在、単行本では第11巻まで発売されており、まだ完結まで時間がかかる進行具合となっています。
また、前作の「スモーキング」は完結しており、単行本は全5巻の全30話で構成されています。
一応、スモーキングサベージは続編的な作品ですが、前作から読み進めると辻褄が合わないような部分があります。
具体的にはストーリー展開の面で、前作と矛盾する部分があると感じるかもしれません。
ただし、キャラクターなど内容的には似ている部分が多い為、前作が好きな方は普通に楽しめる漫画となっています。
最新話や最新刊はどこで読めるのか?
スモーキングサベージは、ヤングキングBULLという雑誌で連載しています。
現在は紙媒体と電子媒体の両方で刊行しているので、お好きな方で読むといいでしょう。
最新話に関しては、雑誌のヤングキングBULLで読む方が単行本よりも最新の話を読むことが可能です。
2024/11/01日現在の最新話は、最新刊でもあるヤングキングBULL2024年5号(2024/10/09発売)で読むことが出来ます。
また、単行本の最新巻は11巻、そして最新話は64話となっています。
各巻の発売日や収録話
- 1巻:2018/11/26(1話~4話)
- 2巻:2019/03/25(5話~9話)
- 3巻:2019/10/28(10話~15話)
- 4巻:2020/04/13(16話~21話)
- 5巻:2020/10/26(22話~27話)
- 6巻:2021/05/24(28話~33話)
- 7巻:2021/11/22(34話~39話)
- 8巻:2022/05/23(40話~45話)
- 9巻:2022/11/28(46話~51話)
- 10巻:2023/05/22(52話~57話)
- 11巻:2024/01/22(58話~64話)
ヤングキングBULLはここ最近はグラビアに注力しているようで、紙媒体なら本屋などで入手でき、電子版はネット上で購入することも可能です。
また、電子版を購入する場合は、クーポンを使って安く買える電子書籍ストアがあるので、おすすめを以下でご紹介します。
ebookjapanのクーポンで安く購入する
スモーキングサベージやヤングキングBULLは、電子版をさまざまなストアで購入できるのですが、それぞれのストアには特徴があります。
特におすすめなのはebookjapanで、初回登録の際に貰えるクーポンやペイペイ決済によるポイントバックが魅力的なのです。
例えば、初回に貰えるクーポンは70%オフとなっており、スモーキングサベージの単行本を購入する際に利用することが出来ます。
スモーキングサベージの最新巻11巻の値段は759円となっていますが、クーポン割引適用によって228円で購入ができるのです。
もちろん、そこからペイペイ還元による実質的な値引きもあるので、比較的安い価格で購入可能になっています。
他にも機能面などが良く、背表紙表示機能など本物の漫画を管理しているような機能もあるので、総合的に見ても満足度は高いでしょう。
漫画「スモーキングサベージ」の詳細
あらすじ:復讐をする殺し屋の物語
多くのホームレスが集まるとある公園。
そこへやってきた九条は元ヤクザであり、暴対法の締め付けにより代紋なし、宿無しとなってその公園へと流れつきました。
他のホームレスたちも最初は九条を気遣っていたものの、所かまわずナイフを振り回して威嚇する九条に愛想をつかし始めてしまいます。
そんな九条の前に現れたのは、ヒロシとアカシという不気味な兄弟でした。
ひと悶着はありつつも、少し気を許した九条は2人に「スモーキング」という名前を知っているか尋ねます。
すると翌日、ヒロシとアカシはとある爺さんを連れて九条の元へ現れ、とある場所へ九条を連れていきます。
そこで九条がみた光景とは、すごく残虐な光景だったのです。
ネタバレ:九条とスモーキング
殺しの集団「スモーキング」というのは、懸賞首を殺して証拠に刺青を丸ごと剥ぎ取って依頼主に渡す事で知られている存在。
刃物の扱いが得意だった九条もその皮剥ぎの「剥ぎ師」に憧れてスモーキングを探していました。
公園でホームレスとして過ごしていたある日、その話を聞いた「佐辺」という老人のホームレスが九条の前に現れます。
九条がナイフで掘った菩薩像を見つけ「いい刃さばきをしてるじゃないか」と呟く佐辺。
その日の夜、九条はクロロホルムで眠らされ、車に積み込まれてしまいます。
目覚めると車内にいたのは、同じホームレスの男たちとマスクをつけた怪しげな男の4人。
車を運転しているミドと呼ばれる男はスモーキングに憧れる九条に「現実を見せてやる」と言い、とある現場へ同行させました。
その場で捕まえた刺青の男を拷問にかけ、惨いやり方で殺してしまうと、ミドは九条に「まだ殺し屋の世界に興味があるならこの住所にこい」と言って紙切れを渡します。
翌日、その紙に書かれた住所へ向かうと、そこには昨日いたホームレスと瓶に詰められた刺青の入った皮があったのです。
そもそも依頼された理由は、大切に育てていた一人娘がヤクザの幹部の息子に殺された、とのことでした。
スモーキングは「娘のために真犯人を裁いてほしい」という依頼を受けます。
佐辺とミドは別件で北海道へ向かっており、今回はアカシとヒロシ、九条の3人で仕事に取り掛かる事となったスモーキング。
ヤクザの幹部を見つけると、息子の居場所をはかせるためにまずはトラックで撥ね飛ばし、手早く車いすに縛って身動きが取れないようにしました。
組の名前を出して大騒ぎするヤクザに対し、アカシは「脳だけを残して生命維持装置で非人格化する」と告げます。
最初は夢物語だと笑っていたヤクザでしたが、爪を剥ぎ、歯を抜き、指は第一関節、第2関節と順に切断。
とうとうヤクザは音をあげて息子の居場所を教えます。
しかしスモーキングがターゲットとその親は許すはずはありません。
見どころ:かなりグロい!バイオレンスアクション
本作は青年漫画であり、週刊少年ジャンプなどと比べるとかなりグロい描写が多くなっています。
雰囲気的には「闇金ウシジマくん」などに近い感じでしょうか。
そのため好き嫌いがかなり別れる作品ではありますが、バイオレンスな要素が好きな方には特におすすめしたい作品です。
最大の見どころもそのグロいシーンとなっています。
普通の喧嘩ではなく爪を剥いだり歯を抜いたり、時には鼻を削いだりする事も。
様々な拷問シーンがあり、人によっては「見たくない」と感じる方もいるかもしれません。
毎回色々な悪人が登場して、それぞれ異なる手法で制裁を受けるの部分も見どころです。
非常にリアリティのあるシーンも多く、読んでいるだけで恐ろしくなる事も多々ありますが、そういったリアルな恐怖を求めている人にはうってつけの作品です。
また、本作の主人公である「スモーキング」は、まさにダークヒーローといった感じです。
「弱きを助け、強きを挫く」そんな任侠道を生きるような存在であり、弱きを助けるためならどんな凄惨な手段でも使い、ターゲットは必ず拷問して殺してしまいます。
やってる事はめちゃくちゃですが、根本は警察にも見放された人間や、法の裁きだけでは納得できない人間を助けるなど、本物の悪ではないのです。
弱い立場の人間にとってはヒーローであり、復讐するための最後の駆け込み寺といった存在です。
普段は子供の面倒を見たり優しい姿を見せている反面、仕事中はどれだけターゲットが泣き喚こうが許さない。
そんな徹底したダークヒーローの描写も見どころです。
レビュー:特定の読者層に向けた内容
スモーキングサベージの漫画は、暴力の描写が多いものの、独特の魅力を持つ復讐代行屋たちの物語です。
かなりバイオレンスな内容の作品なので、そういったものに耐性が無い方にはおススメ出来ません。
私は闇金ウシジマくんなども好きで見ていましたが、負けず劣らずなグロさでした。
主人公たちが悪に鉄槌を下す姿は、読者にスカッとする瞬間を提供します。
正義とは一言で表現できない複雑さがあり、読み進めるうちに彼らの人間らしい一面にも惹かれることでしょう。
そして、その手法が「刺青を剥ぐ」ことによって依頼人に証拠を見せるというユニークな形式で、他の復讐物との違いが際立ちます。
しかし、この漫画の弱点として挙げられるのは、作画の面です。
人物の描き分けがやや雑で、キャラクター同士の区別がつきにくいと感じることがあります。
しかし、その粗さが逆にストーリーの生々しさを増し、読者の心に強く訴える効果も生むため、一概にマイナスとは言い切れません。
もう一つの魅力は、物語の背後にある「仲間の絆」です。
ホームレスでありながら、高度なスキルを持ち、互いを信頼し合うチームの姿には心暖まる要素も含まれています。
この対照的な部分が、物語に深みを与えており、多くの読者がこの漫画に引き込まれる理由となっています。
さりげなく描かれる日常のエピソードやちょっとした生活の知恵も、読者の共感を呼ぶ要素です。
「カレーを温める」といったささいな場面が、キャラクターの人間味を感じさせ非常に良いアクセントとなっています。
また「スモーキング」の続編ということで、前作を読んでから本作を読むと話がより深く理解できます。
前作のキャラクターも引き続き登場するので、ファンにとっては嬉しいポイントです。
とは言え、暴力やグロいシーンが苦手な方には厳しいかもしれません。
特に子供や女性が暴力を受けるシーンは影響が大きく、読む際には注意が必要です。
それでも、「スモーキングサベージ」が持つ復讐と正義の境界線に挑む物語は、一見の価値があります。
法の網をすり抜ける悪に対して、彼らがどのように立ち向かうのか、続きを読みたくなること間違いありません。
総じて、「スモーキングサベージ」はグロテスクでハードな内容ながら、人間味が溢れるキャラクターたちによって補完され、深い余韻を残す作品です。
暴力描写が平気な方にとっては、心を揺さぶる一作となるでしょう。ぜひ、自身の目でその世界観を確かめてみてください。
スモーキングサベージは完結した?まとめ
スモーキングサベージは岩城宏士先生の作品で、2024年11月01日現在まだ完結していません。
単行本は第11巻まで発売され、最新話は第64話にあたります。
連載は「ヤングキングBULL」で行われており、紙媒体と電子媒体の両方で読むことが可能です。
最新話は雑誌「ヤングキングBULL」の2024年5号(2024年10月09日発売)で確認できます。
作品の詳細なあらすじとしては「スモーキング」と呼ばれる復讐を行う殺し屋の集団が登場し、その一員となる九条という元ヤクザを中心に話が進みます。
九条はホームレス生活を送る中で、皮剥ぎの「剥ぎ師」に憧れ、スモーキングに関与していく様子が描かれています。
物語は非常にグロテスクな描写が多く、好みが分かれる作品ですが、バイオレンスアクションが好きな読者にはおすすめです。