恋愛初心者の女子高校生と、無愛想だけど実は優しいイケメンが織りなす学園ラブコメ漫画がピンクとハバネロ。
本作は、ツンデレなヒーローと一途なヒロインの関係が少しずつ変化していく過程を描いた、胸キュン必至のストーリーです。
この記事では、そんなピンクとハバネロのあらすじを詳しく紹介し、どんな展開が待ち受けているのかを解説していきます。
さらに、読者のリアルなレビューも交えながら、この作品の魅力や注目ポイントを掘り下げていきます。気になる人はぜひ最後までチェックしてください!
ピンクとハバネロのあらすじ紹介!どんなストーリー?
物語は、主人公・宮尾麦が秘密を知ることで、クラスメイトの黒瀬彗と急接近するところから始まります。
それでは、各巻のあらすじを詳しく見ていきましょう。
1巻あらすじ:恋に憧れる少女と塩対応男子
高校に入学したばかりの宮尾麦は、いつか自分だけを見つめてくれる彼氏がほしいと夢見ていました。
しかし、男子とのコミュニケーションが苦手で、恋愛経験はゼロ。
同級生の黒瀬彗は、イケメンでありながら女子に対して塩対応を貫く存在でした。
ある日、麦は偶然、黒瀬が「騎士カフェ」というコンセプトカフェでアルバイトをしていることを知ります。
学校では冷たく接する黒瀬が、バイト先では「姫」と呼んで接客する姿に驚きを隠せません。
さらに、彼の秘密を知ってしまったことで、麦は黒瀬と関わる機会が増えていきます。
黒瀬の無愛想な態度に振り回されながらも、次第に彼の優しさや意外な一面に気づき、距離を縮めていく麦。
彼女にとって初めてのドキドキが詰まった、甘くも刺激的な高校生活がスタートします。
2巻あらすじ:届いた脅迫文と揺れる友情
麦は黒瀬との距離が少しずつ縮まっていく中で「黒瀬に近づくな」と書かれた脅迫文を受け取ります。
最初は気にしないようにしていましたが、脅迫が続いたため黒瀬に相談することに。
黒瀬は麦を守るため、あえて二人で行動し、犯人をおびき寄せる作戦を立てます。
その結果、意外な人物が脅迫の主であることが判明しました。
しかし、その出来事によって、麦は初めてできた女友達を失い、深く落ち込んでしまいます。
そんな麦を見かねた黒瀬は、彼女に寄り添い、支えようとします。
さらに、黒瀬から「騎士カフェのキッチンで働かないか」と提案され、麦は新たな挑戦を決意しました。
黒瀬との関係は一歩進みつつも、彼の本心が見えないまま、不器用な二人の関係が続いていきます。
3巻あらすじ:距離を縮めるアルバイト
騎士カフェでのアルバイトを始めた麦は、黒瀬と過ごす時間が増え、次第に彼への想いを自覚し始めます。
ある日、カフェで行われる新メニューのコンペが開催されることになり、麦は黒瀬とペアを組むようオーナーに指示されました。
しかし、自分の未熟さを考え、彼の負担になるのではないかと悩みます。
そんな中、黒瀬は意外にも麦をサポートし、二人は少しずつ息の合ったペアになっていきました。
さらに、黒瀬の妹・美月が突然行方不明になるという事件が発生します。
麦は黒瀬とともに彼女を探し、ようやく見つけたとき、黒瀬の優しさと不器用な愛情を再認識しました。
麦の黒瀬への気持ちはさらに強くなり、ついに彼をデートに誘います。
そしてデート当日、ついに麦は思い切って告白を決意するのですが…。
4巻あらすじ:逃げ出した告白と揺れる想い
勢いで黒瀬に告白した麦だったが、彼の反応に戸惑い、その場から逃げ出してしまいます。
しかし、慌てていたせいで転倒し、尾てい骨を負傷するという予想外のハプニングが発生しました。
学校では黒瀬が麦を気遣いながらも、素直に優しさを見せないまま過ごします。
そんな中、夏のキャンプが開催されることになり、麦は新しいクラスメイトと接する機会を得るのですが、彼女に対する周囲の評価は思わぬものでした。
一部の女子たちは、黒瀬と親しくしている麦に対して悪意を持ち、陰口を叩くようになります。
特に、北川というクラスメイトは黒瀬に積極的にアプローチし、麦を目の敵にしていました。
しかし、黒瀬はその状況を察し、ある言葉を発して麦を守ります。
果たして黒瀬が放った一言とは何だったのか、そして麦はこの試練をどう乗り越えていくのでしょうか。
5巻あらすじ:揺らぐ関係と交錯する想い
黒瀬の塩対応に傷ついた北川は、麦に対してさらに厳しい態度を取るようになります。
そして、黒瀬と麦の関係を疑うクラスメイトたちの前で、彼は衝撃的な発言をします。
突然の展開に麦は驚きながらも、黒瀬の気持ちを理解しようと努めました。
しかし、彼の態度はそれ以降変わり始め、なぜか麦を避けるようになります。
一方、騎士カフェでは新たな問題が発生します。
黒瀬の同僚であるなつめが彼に敵意を持ち、対立の雰囲気が生まれるのです。
さらに、なつめが想いを寄せる陽向が麦に接近することで、黒瀬の心境にも変化が訪れます。
夏祭りでは黒瀬と二人きりの時間を過ごす予定だった麦ですが、陽向の登場によって思わぬ波乱が巻き起こります。
6巻あらすじ:夏祭りが動かした黒瀬の心
夏祭りで麦がトラブルに巻き込まれた際、黒瀬は彼女を助けるために行動します。
その後、彼は麦の手を取り、一緒に歩き出しました。
これまでの塩対応とは異なり、黒瀬の態度には確かな変化が見られます。
麦は彼の行動の意味を考えながらも、次第に高まる自分の気持ちを意識するようになりました。
そんな中、文化祭の準備が始まります。
クラスの企画に参加しながらも、麦は黒瀬との関係に期待を抱いていました。
しかし、騎士カフェのバイトでは思わぬ出来事が待っており、黒瀬がついに麦に対してある大胆な言葉を口にします。
彼の本音がついに明かされるのか、それともまたすれ違いが生まれるのか。
二人の関係は新たな局面を迎えます。
7巻あらすじ:文化祭が変えた二人の関係
文化祭での出来事をきっかけに、黒瀬はついに麦に対して踏み込んだ行動を取ります。
これまでツンデレな態度を貫いていた彼が、麦に対して本能的に気持ちを示す瞬間が訪れたのです。
そして、ついに二人は正式に付き合うことになります。
しかし、恋人同士になったからといって、黒瀬の態度が急に甘くなるわけではありません。
相変わらず塩対応のままですが、ふとした瞬間に見せる優しさや不器用ながらも麦を大切にしようとする姿が印象的です。
一方で、黒瀬は騎士カフェでトラブルに巻き込まれます。
特定の客から執拗に付きまとわれるようになり、その影響でバイトを続けることが難しくなってしまいました。
黒瀬の変化に気づいた麦は、彼を支えたいと考えますが、黒瀬はなかなか本音を明かしません。
彼が抱える問題をどのように解決するのか、そして麦との関係はどのように進展するのでしょうか。
8巻あらすじ:黒瀬の誕生日と父の反対
黒瀬の誕生日が近づく中、麦は彼を喜ばせたいと考えていました。
しかし、黒瀬は誕生日を祝われることにあまり関心がなく、二人で過ごす約束もなかなか取りつけられません。
そんな麦のために、友人の真麻がみんなでお祝いをする計画を立てます。
彼女の祖父が所有する別荘でのお泊まり会を企画し、黒瀬も参加することになりました。
しかし、この計画を知った麦の父親は猛反対します。
娘が異性と泊まりがけで過ごすことを心配し、強く制止したのです。
麦は納得できず、家を飛び出してしまいます。
そのことを知った黒瀬は、ある行動を取ることで麦の父親を説得しようとします。
果たして、彼の言葉は父親に届くのでしょうか。
そして、麦と黒瀬は無事に誕生日を祝うことができるのでしょうか。
9巻あらすじ:嵐の挑発と黒瀬の本音
麦と黒瀬の関係が深まる中、黒瀬の親友である阿久津嵐がアメリカから帰国し、二人と同じクラスに転入してきます。
ところが、嵐はなぜか麦に対して攻撃的な態度を取り、何かと突っかかるようになります。
その理由が分からず、麦は戸惑いながらも彼との関係を築こうとしますが、なかなかうまくいきません。
そんな中、黒瀬が体調を崩して学校を休んでしまいます。
心配した麦はお見舞いに行くことを決意しますが、黒瀬は人に頼ることが苦手なため、素直に甘えることができません。
むしろ、麦の訪問に対して皮肉を交えて拒絶しようとします。
しかし、麦の優しさに触れることで、彼の態度にも徐々に変化が現れます。
そんな矢先、麦と黒瀬の関係にさらなる波乱を巻き起こす出来事が待ち受けていました。
10巻あらすじ:揺らぐ想いと試される絆
黒瀬の親友である阿久津嵐が麦を突然抱きしめるという衝撃的な出来事が起こります。
その瞬間を目撃した黒瀬は、彼らの様子を見つめながらも、普段の無表情とは違う複雑な表情を浮かべます。
麦は必死に弁明しようとしますが、黒瀬の気持ちを探ることができず、焦りを感じるばかりでした。
その後、嵐との関係は落ち着きを見せますが、麦と黒瀬の間にはぎこちない空気が流れ始めます。
さらに、大晦日には嵐の誘いで、みんなで旅館へ泊まりに行くことになります。
黒瀬と麦にとって、初めての特別な時間になるはずでしたが、思いがけない展開が待ち受けていました。
果たして、二人の距離は縮まるのか、それともさらなる試練が訪れるのでしょうか。
11巻あらすじ:大晦日の夜、揺れ動く想い
大晦日の夜、黒瀬と二人きりの時間を過ごしていた麦は、彼の言動から「何も起こらない」と安心していました。
しかし、その気の緩みが黒瀬の理性を崩壊させるきっかけとなり、突然彼に覆いかぶさられてしまいます。
普段は冷静な黒瀬が見せる新たな一面に、麦は戸惑いながらも胸の高鳴りを抑えられませんでした。
そんな中、黒瀬の家の事情が明らかになります。彼の家は旅館を経営しており、彼自身もいずれは跡を継ぐことを考えていたのです。
そのため、過去に騎士カフェで働いていたのも、接客業を学ぶためだったことが分かります。
麦は、黒瀬の将来に対する思いを知り、彼の力になりたいと強く感じるようになりますが、二人の関係には新たな課題が待ち構えていました。
黒瀬の本音が明かされることで、麦はどのような決断を下すのでしょうか。
1巻ネタバレ:最悪のタイミング
学校で彗の女子に対する冷たい態度を目にして「ひど……」とつぶやいてしまい、まったく面識がないのにいきなり険悪な雰囲気から始まってしまった2人。
麦は一日中イライイラしながら過ごし、癒しを求めて以前から行きたかったカフェに行くも閉店していました。
しかし案内されるがまま新しくできた「騎士カフェ」に入店すると、そこには今絶対に会いたくない彗の姿が。
店内では「ロセ」と名乗り、学校では絶対に見せない満面の笑みで麦を「姫」と呼び接客する彗。
しかしお互いが顔を合わせて認識すると癒し系だった空気は一転。
店の外へ笑顔で連れ出された麦は、「この事は黙ってろよ」と脅されます。
しかし騎士の格好ですごんでくる彗に対し、麦は笑いを堪えきれず…。
ひとまず二度と来ないという約束で騎士カフェを去った麦でしたが、翌日から彗の激しい監視生活が始まる事になってしまいます。
2巻:脅迫事件
ある日、麦が下駄箱を空けると1通の手紙が入っていました。
思わぬ手紙にちょっとドキドキしてしまう麦。
送り主の名前も書いておらず誰からの手紙かすら分かりません。
しかし手紙の中に「ラブ」な要素は一切なく「もう黒瀬(彗)に近づくな。この事を話したら黒瀬の秘密をバラす」とだけ書かれていました。
手紙と一緒に入っていたナイトのタロットカードを見て「秘密=バイトの事」と考えた麦は、
ひとまず彗を避けて距離を置くことに。
しかしあまりに露骨な行動だったため彗まで怪しみ始め、結局誰もいない部屋で麦は手紙の事を相談します。
犯人をあぶりだすためにあえて見せつける様に出かける作戦を立てた2人。
途中トラブルがありつつも普通にデート(仮)を楽しんでいると、物陰で自分たちの様子を伺う人影を麦が発見します。
急いで追いかけ犯人に追いつくと、そこには身近で意外な人物が…。
ピンクとハバネロを実際に読んだレビュー
ラブストーリーとギャグありで、少女漫画だけど恋愛だけに全振りしている訳ではなく、ヒロインが変顔をしたり笑える要素が沢山ある作品でもあります。
最初は黒瀬くんの冷たい態度に「本当に恋愛要素はあるのか?」と思いましたが、読み進めるうちに彼の優しさが少しずつ見えてきて、胸が高鳴るシーンが増えていきました。
麦ちゃんは、恋愛に対して前向きで努力家な一面を持つ女の子です。
周囲の友人たちとの関係もリアルに描かれており、友情と恋愛が交差する展開に共感する場面が多くありました。
ストーリーは王道ながら、テンポがよく、読んでいるうちに次の展開が気になり、一気に読み進めてしまいます。
また、作画のクオリティも非常に高く、登場人物の表情や仕草が丁寧に描かれているため、感情の変化が伝わりやすい点も魅力です。
特に黒瀬くんのツンデレな態度が少しずつ変化していく様子は、読者の心を掴むポイントになっています。
ただし、リアリティを求める読者にはややご都合主義に感じる部分があるかもしれません。
とはいえ、王道ラブコメとしての魅力は十分で、「ときめきを味わいたい」「少女漫画らしい恋愛を楽しみたい」という人にはぴったりの作品です。
ストーリー内で起こる事件も「お前が犯人だったのか!」と驚かされたり、思わずドン引きしてしまうキャラの「癖」まで盛りだくさん。
笑いと驚きがみどころのラブストーリーになっています。
どんな人におすすめの作品?
本作は、主に女性読者におすすめの作品です。
特に、恋愛漫画が好きで「ツンデレ男子×素直な女子」の組み合わせにときめく人にはぴったりでしょう。
また「普通の女の子がイケメンと恋に落ちるストーリー」が好きな人にも楽しめる内容です。
10代から20代の女性を中心に人気がありますが、青春時代を思い出してキュンキュンしたい大人の女性にもおすすめできます。
逆に、リアルな恋愛模様を求める男性読者や、大人向けの深いストーリー展開を期待している人には、少し物足りなさを感じるかもしれません。
一方で、ストーリーのテンポがよく、コメディ要素もあるため「気軽に楽しめる漫画を探している人」や「読んでいて楽しい気持ちになれる作品が好きな人」にも向いています。
かわいい絵柄や、キャラクター同士のやり取りが魅力的なので、日常の中で癒やしやときめきを求める人にはぴったりの作品です。
ピンクとハバネロのあらすじ!まとめ
ピンクとハバネロは、恋愛経験ゼロの宮尾麦と、無愛想ながらも実は優しい黒瀬彗の関係が徐々に変化していく学園ラブコメディです。
物語の序盤では、黒瀬の秘密を知ったことがきっかけで麦との距離が縮まり、次第に彼の不器用な優しさに気づいていきます。
しかし、クラスメイトからの嫉妬や脅迫文などのトラブルに巻き込まれながらも、麦は黒瀬との関係を深めていきました。
中盤では、二人の間に恋愛感情が芽生え、デートや告白を通じて気持ちを確かめ合います。
しかし、黒瀬の態度は一貫してクールなままで、麦は彼の本音を探り続けることに。
さらには、黒瀬の親友・嵐の登場によって新たな波乱が生まれ、恋の三角関係も展開されていきます。
後半になると、黒瀬の家庭事情や将来の夢が明らかになり、二人の関係はより深いものへと変化していきます。
互いに成長しながら、恋愛だけでなく人生についても向き合っていく物語として、今後の展開がますます楽しみです。