漫画が面白くドラマ化もされた「墜落JKと廃人教師」は女性だけではなく男性でも楽しめるような作品です。
そんな人気作品ですが、読者を魅了し続けた二人の関係がどのような結末を迎えたのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、物語のあらすじを振り返りながら、二人の最後に待ち受ける結末を徹底解説します。
切なくも温かい物語の終わりをじっくりと振り返り、作品の魅力にもう一度浸ってみましょう。
墜落JKと廃人教師がついに完結した!
墜落JKと廃人教師は、sora先生による人気作品で、少女漫画雑誌でお馴染みの「花とゆめ」で連載されていました。
連載当初から注目を集め、多くの読者に愛されてきたこの作品が、ついに20巻の全119話で完結しました。
この物語は、廃人と呼ばれる灰仁先生と、ネガティブ思考を持つ女子高生・扇言(みこと)の複雑でユニークな関係を描いたラブコメディです。
二人の絶妙なやり取りや、成長していく姿が多くのファンを魅了し続け、20巻に渡る物語がついに大団円を迎えました。
また、この作品はドラマ化もされており、ドラマは全9話で完結しました。
さらに、続編として制作された「Lesson2」も全6話で完結し、ファンにとっては原作の世界を映像で楽しむことができる貴重な体験となりました。
ドラマ化によって原作の世界がさらに多くの人々に広がり、原作とはまた違った角度でキャラクターたちの魅力が描かれたことも話題となりました。
こうして墜落JKと廃人教師は、漫画もドラマも共に幕を閉じ、ファンに多くの感動を届けてくれました。
長きにわたり愛された物語の完結に、多くの読者が別れを惜しむと同時に、二人の幸せな未来を思い描いて満たされた気持ちを抱いていることでしょう。
漫画の最終話!結末はどうなった?
漫画「墜落JKと廃人教師」の結末は、灰仁(先生)と扇言(みこと)が幸せに結ばれるというものでした。
二人は最後まで色々な困難を乗り越えた後、無事に卒業し、最終的には結婚します。
その後、息子が2人登場します。一人は血のつながりのない養子の善で、もう一人はまだ幼いけれど血のつながりがある真言です。
卒業後、扇言は保育士として働き、灰仁は引き続き教師としての職務を全うしており、彼らは安定した家庭を築いています。
物語の終盤では、善が他のキャラクターのように飛び降りを試みようとする人を助ける場面が描かれており、過去のエピソードとの繋がりを感じさせるシーンがいくつか登場します。
善と灰仁の間には、かつて凪先生と灰仁の間にあったような特別な関係が築かれており、それが新たな世代に繋がっていく様子が印象的です。
最終回では、時間が大きく経過し、灰仁と扇言の結婚後の生活や新しいキャラクターの登場が描かれています。
二人の関係は、最初の出会いの危うい雰囲気からだんだんと安定し、そしてついに家族としての幸せを築くところまで進みました。
二人の掛け合いやお互いを思いやる姿勢が最後まで保たれたことで、読者にとっては温かく、安心できる終わり方だったと思います。
<関連漫画>
漫画「墜落JKと廃人教師」の詳細
あらすじ:クズ男教師と生徒の恋愛物語
死ぬ前に俺と恋愛しない?と言ったのは究極のクズ男、物理教師の灰葉仁だった。
失恋して相手に迷惑をかけるのが辛かった、人思いの落合扇言(みこと)は、そんな灰葉の告白に焦りながらも冷静に断って死ぬのをやめてその場を去ります。
しかし灰葉は事あるごとに扇言をつけ回し、声をかけては扇言のピンチを救ってくれる救世主になっていました。
同じ時間を過ごしていくうちに、扇言は灰葉に惹かれていくのですが、先生と生徒という立場上、灰葉に迷惑がかかるから前に進むことも戻る事もできなくて深く悩んでいくー。
一緒に過ごすうちに灰葉のダークな過去も明るみになってきて…生きる事に消極的なJKとクズ教師の危険なラブストーリーが始まる!
1巻ネタバレ:死ぬ前に死ぬ気の恋
屋上から自殺しようとしているJK、落合扇言(みこと)を止めに入ったのは、物理教師兼扇言の副担任の灰葉仁。
ニコチン依存症で、クズ男だから生徒から灰仁(廃人)と呼ばれるほど舐められていました。
そんな灰葉が、扇言の自殺理由を聞くと、暗い自分にいつも明るく話しかけてくれる人に失恋したことだと答えます。
灰葉は扇言に、ポジティブなのかネガティブなのか分からないと言います。
灰葉は昔ここで失敗したやつがいるからやめておけと止めます。
そして、自分にも好きな人がいると言います。
彼女は頭が良くて誰も聞かない自分の授業を、始める前に一礼する人で、それから気になって仕方なかったと言います。
で、気づくとその人が屋上に立っているから急いで来たと言い、扇言に、死ぬ前に俺と恋愛しようと言います。
抱き寄せられた扇言はドキドキしますが、そう簡単に恋に落ちないと言って死ぬのをやめて出て行きました。
その後、浮かない顔で扇言が駅のホームにいると、灰葉に、財布をすられたからお金を貸してくれとたかられていました。
そして灰葉は浮かない顔をした扇言に理由を聞くと、こないだ告白した事がみんなにバレて、自分もだけど、相手の彼もからかわれていることが悲しいと言います。
灰葉はまた自分より他人を気にかけてと心配しますが、でもそういうところが好きだと言います。
だけど飛び込みだけはやめろと説得し、ホームを出て、一緒にたい焼きを食べようと言います。
お財布がないのでは、と言いますが、灰葉は2個持ちだからと言って買ってくれました。
白餡を食べる扇言の横から灰葉がパクッと味見で食べて、扇言は交換してもらおうとするのですが、顔を真っ赤にして灰葉を意識するのでした。
後日、扇言が学校を風邪で一週間休んでいると、家庭訪問だと言って灰葉が訪れます。
ちょうど扇言が料理をしていて手を切ったタイミングだったので、リスカはやめろと止められますが誤解を解きます。
あまり帰ってこない兄と二人暮らししている扇言は、熱まで出して朦朧としていました。
灰葉はまた考え事をしているから治りが遅いのだと心配し、扇言を寝かせます。
扇言は、これは恋の熱なのかもしれないけれど、立場上好きになってはいけないと思っていました。
ある時扇言は衝動的に川に飛び込んでしまいました。
すると、灰葉も一緒に飛び込んでくれていて、無事に犬を助けることができました。
扇言は、偶然居合わせるなんて、と言うと、灰葉は偶然ではなくストーキングしていたからだと答えられ、扇言は距離をとります。
2人ともびしょ濡れだから一度学校に戻って、灰葉の濡れた書類を屋上で2人で乾かします。
扇言は灰葉に、昔ここで自殺を失敗したのって先生ですか?と質問します。
無言の灰葉に、言わなくても反応を見ていれば分かると扇言は言いました。
灰葉は扇言が屋上で外を見ている姿を、昔の自分と重ねます。
扇言は、灰葉は扇言が生きていることに執着がないと言うけれど、自分が生きていても死んでいても変わらないと言います。
灰葉は、そんなことないと言いたいけれど、自分も昔誰かに言われたようなと言って、昔自分が飛び降りしようとした時に女の先生に止められた事を思い出しました。
扇言は、川に飛び込んだ時に、灰葉が一緒に飛び込んでくれてホッとして、まだ生きていたいんだと言いました。
その時灰葉は扇言を抱き寄せました。
下から声が聞こえて、扇言が失恋した相手が彼女と一緒に帰っていたので、灰葉はそれを見せまいと抱き寄せたのだと気づきました。
扇言は、もう失恋も忘れるくらい灰葉のことでいっぱいだと伝えると、扇言の考えている事くらい分かるとさっきの仕返しをするのでした。
ある放課後、扇言はある男の人にクビに手をかけられ、一緒に死んでくれないかと言われていました。
そこへ灰葉がガラッと入ってきて何事と驚きます。
聞くと文化祭の劇、男女の泥沼愛憎の練習で、配役を担任に決められ、扇言がメインキャラに選ばれていたのでした。
主役のクズ役茶原は、やけに扇言に近づいて絡むので、灰葉はゴミを捨てさせに行かせます。
そして、誰にも触らせたくないと扇言に言って劇の練習を付き合いました。
灰葉が教室から出ていき、ゴミを捨てた茶原と会い、扇言を狙っているのかと聞きました。
すると、クラスのみんなで賭けてるんだと言うので、灰葉は落とせるものなら落としてみろよと睨みつけました。
茶原が教室に戻って扇言に近づき何かしようとすると、扇言にネックレスがついていることに気づきます。
扇言はさっき灰葉からつけられたものだと気づき顔を真っ赤にして逃げてしまいました。
その反応から茶原は彼氏いるのかよと悟ってしまい、主役をおりてしまいます。
そこで灰葉が大役としてクズ役を演じ、大評判にて幕を閉じました。
後日、保健委員の扇言が帰ろうとすると、灰葉が倒れていて、疲れているのに眠れないと相談を持ちかけられます。
いつも助けてもらっているからと扇言は保健室から睡眠サプリを持ってきました。
しかし灰葉は錠剤が苦手だと言い、口移しならと言いますが扇言は冷めた目で見つめ返します。
灰葉はそのまま寝てしまい、扇言も一緒に寝てしまい、起きたら10時をこえていました。
家に送ってくれますが、扇言は家の鍵を学校に忘れてしまい灰葉もカバンを学校に忘れてきてしまいました。
仕方なく公園のベンチに座っていますが、寒すぎて灰葉は死ぬ時の事を語りますが、扇言は死なないと言います。
しかし灰葉は、真冬に泥酔して死ぬし、そうやって死のうとする人もいると言います。
そして、灰葉はそうだと思い出したかのようにたい焼きやに泊めてもらうようお願いしました。
たい焼き屋の夫婦は灰葉の高校からの付き合いで、灰葉との出会いは真冬の公園で灰葉が爆睡していたのを助けたのがきっかけだと聞いてしまいます。
扇言はそれを聞いて灰葉が死のうとした事を悟りました。
悲しんでいる扇言の元に灰葉は後ろから抱きしめて、泣き疲れた扇言はそのまま寝てしまいました。
朝が来て、夫婦が起こしにくると、灰葉に抱き寄せられている扇言を見て、超絶怒られる灰葉なのでした。
見どころ:いけない恋愛こそ燃え上がるスクールラブ
やはり自殺しようとしているJKと、ダメダメなクズ教師の恋の駆け引きが見どころです!
キャーキャー言えちゃうような感じで、やることなすこと言うことまで全部クズなんだけど、どこか憎めなくて気になってしまう灰葉が、表にはあまり出さないけどイケメンで大人の色気漂っていてすぐ堕ちるのでは?と思ってしまいます。
だけど、真面目な扇言は、先生と恋だなんて立場上いけない!と何度も立ち止まっては思い悩んだりしている所がとても可愛らしいです。
作品の中では自殺願望ありで生きることにどこか消極的だけれど、2人のおりなす夫婦漫才のようなボケツッコミがとてもツボに入りやすく、コミカルでとても楽しめるのも見どころです。
灰葉の過去もかなりダークなのですが、助けてくれた人がいて、そこから這い上がってきたと思うのでその辺りの生い立ちもかなり気になります。
教師と生徒のちょっと訳ありなスクールラブがとても心地よく、こんな高校生活最高じゃん!と思いつつ2人を応援したくなる作品です!
レビュー:心温まる成長と愛の物語
墜落JKと廃人教師を読んで、正直最初はタイトルからかなり重い話なのかなと思っていましたが、読み進めるうちにその印象がどんどん変わっていきました。
この作品は、タイトルのシリアスさとは裏腹に、笑いあり、胸キュンありのラブコメディで、驚くほど軽妙なテンポで進んでいくストーリーがとても魅力的でした。
主人公の扇言は最初、かなりネガティブで自己肯定感が低い女子高生として描かれていましたが、灰仁先生とのやり取りを通じて少しずつ心を開いていく姿がとても印象的でした。
二人の間にある絶妙な距離感や掛け合いの面白さが、この漫画の大きな魅力だと思います。
特に、灰仁先生のちょっとクズっぽく見えて実は優しいところ、扇言に対していつもさりげなく気を使っている姿には何度も心を打たれました。
また、教師と生徒という設定なので、背徳感が漂う恋愛ストーリーかと思いきや、そこにはむしろ思春期特有のもどかしさや、ゆっくりと成長していく二人の絆が描かれていました。
灰仁先生が扇言のことを「JK」と呼びつつも、本当は彼女を深く大切に思っていることが伝わってくる描写がたまらなく、じんわりと心に染みました。
特に、二人の会話が軽快で、笑いながらも時折しんみりするシーンのギャップがとても心地よかったです。
最後の方では、二人が無事に卒業し、幸せな家庭を築いている姿が描かれていて、読んでいてとても安心しました。
善や真言という新たなキャラクターが加わり、二人の関係が新しい形で引き継がれていくところも素敵だと思いました。
この漫画は、ただの教師と生徒の禁断の恋という枠に収まらず、お互いを理解し成長させ合う関係が描かれていて、本当に心温まる作品でした。
読み終わったあとに残る、ちょっとした寂しさと同時に、二人がこれからも幸せに過ごしていく未来を想像してほっこりできる、そんな作品だったと思います。
墜落JKと廃人教師が完結!結末とあらすじまとめ
墜落JKと廃人教師は、sora先生による漫画で、全20巻・全119話という長い物語を経て完結しました。
灰仁先生と扇言という一見異質な二人が、成長し、お互いを支え合いながら愛を育んでいく姿が描かれ、読者の心に深く響く作品となっています。
また、ドラマ化も行われ、映像としても楽しめる形で広がりを見せており、こちらもすでに完結しています。
物語は、二人が卒業し結婚し、家庭を築いていくというハッピーエンドで幕を閉じました。
養子の善や血の繋がりのある真言と共に、家族としての幸せな生活が描かれ、新たな世代に繋がる物語の温かさが印象的です。
この作品は、単なる恋愛漫画ではなく、心の成長と相手を思いやる愛が描かれており、笑いと感動に満ちたラブコメディでした。
最後まで軽妙な掛け合いや心温まるシーンがたっぷり詰まっており、読者に強い印象を残しつつ感動的な結末を迎えた作品です。