漫画の「小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される」は、キュートなヒロインとクールな王子との甘い恋模様が楽しめる人気の少女漫画です。
繊細なイラストと心ときめくストーリーでファンを魅了していますが、物語は完結しているのか知りたい人もいるでしょう。
この記事では、作品の完結状況やあらすじを交えて物語の魅力を詳しく紹介していきます。
キャラクターたちの関係性や見どころを知りたい方もぜひチェックしてください!
小動物系令嬢は氷の王子に溺愛されるは完結済み?
漫画はまだ完結していない
漫画版は現在も連載中で、2024/11月現在では単行本は第5巻まで刊行されており、続巻も発売されると予想できます。
物語は喧嘩やすれ違いを繰り返しながら、主人公たちが少しずつお互いの気持ちを深めていく過程が描かれています。
二人の関係が進展していく中で、新たな試練や感情の揺れ動きがあり、まだ完結には時間がかかると思われます。
これからの展開で、どのように彼らの関係が成長していくのか、多くのファンが期待を込めて見守っています。
小説と違って作画で二人の成長を楽しむことができるのも、漫画版の大きな魅力の一つです。
出版社:KADOKAWA
レーベル:FLOS COMIC
小説は完結済みとなっている
原作者である翡翠先生による作品は「小説家になろう」にて2019年1月より連載が開始しました。
原作はすでに完結しており、なろうの人気を受けて上記の通りコミカライズ版が発売され、多くの読者に親しまれています。
小説は現在なろうでも読めますが、なろうで連載されていた原作は、電子書籍ストアでも購入することができます。
第8巻まで刊行されており、物語の全貌を一気に楽しみたい方には、完結済みの小説版が特におすすめです。
電子書籍ならではのメリットとして、いつでもどこでも読み進められる点や、軽量で持ち運びやすいという利便性もあります。
小説版の完結したストーリーを味わいながら、キャラクターたちの恋愛模様をじっくり楽しむことができるでしょう。
電子書籍版は出版社がKADOKAWA、レーベルは「ビーズログ文庫」となっています。
また、なろう系や原作が小説でコミカライズされた作品などはたくさんあるので、他の作品でおすすめは以下の通りです。
漫画「小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される」の詳細
あらすじ:婚約解消を目指す少女のお話
とある伯爵家に届いた1通の招待状。
それは王家が主催する婚約者選びのパーティーで、伯爵令嬢であるリリアーナも強制参加で王宮へ向かう事になります。
結婚する気が全くなく、目を付けられたくないリリアーナはなんとか目立たずやり過ごそうとします。
王子はリリアーナの前に来ると「コレでいい」と言い残し去っていきます。
王妃になるなんてまっぴらごめん!
なんとか婚約解消してもらい、自由の身になろうと奮闘するリリアーナでした。
しかし時間が経てば経つほど王子の好感度は上がってしまい、婚約解消は難航する事になってしまいます。
ところが一緒に過ごす時間が長くなるにつれ、リリアーナにも微妙な心境の変化が表れ始め…。
ネタバレ第一話「コレでいい」
王家から届いたパーティーの招待状。
それは伯爵家以上の爵位を持つ14歳~18歳の未婚女性は必ず参加しないといけない、ウィリアム殿下の婚約相手探しパーティーの招待状でした。
誰もが憧れるような嬉しいお誘いですがリリアーナにその気は全くありません。
リリアーナを溺愛する父や兄弟たちも、何とか王子に目を付けられないようあの手この手を考えます。
パーティーでは壁の花になるよう極力地味なドレスを着させ、装飾品も必要最低限に。
適当に挨拶を済ませると予定通り目立たぬよう壁際へ座り、もくもくと王宮の食事を楽むエリアーナ。
そして王子が婚約者を選ぶ時間になり、令嬢たちはずらっと一列に並べられます。
それぞれが微笑みを浮かべてアピールする中、エリアーナは一番端に立ち誰が選ばれるのかぼーっと考えていました。
しかし王子はどの令嬢にも声をかけず、エリアーナの前に来ると一言。
「コレでいい」
そう言い残して去っていく王子の背中をぽかーんとした顔で眺めるエリアーナ。
「一体なんでこんなことに?」と汗をかきながら王宮の使用人たちに連れて行かれるのでした。
王子のプロポーズ?
婚約解消のためにいろいろな策を練ったエリアーナでしたが上手く行かず、ウィリアムの婚約者としてとうとう王宮で暮らす話になってしまいます。
そうなれば後戻りはできない…それまでにお互いの気持ちをハッキリしておきたいと思っていたエリアーナは、初めて自分から王子へ会いたいという手紙を出す事に。
約束の場所に現れた王子は、初めての手紙に嬉しそうな笑みを浮かべていました。
しかし、リリアーナが話し出そうとすると遮るようにして話し始め、さっきまでとは違った不安げな表情を見せます。
「まだ私との婚約を解消したいと思っているか?」
これまで「自分は都合の良い婚約者」だと思っていたエリアーナに対してウィリアムはそう尋ね、混乱するエリアーナをよそに自分は本気でエリアーナが好きだという事を伝えました。
その言葉を聞いてリリアーナも自分の気持ちを素直に伝え、2人は手を握り合って良い感じに王宮の中へと戻っていきます。
これで全て丸く収まりハッピーエンド。と思われたのですが、王宮内で会ったダニエルが余計な一言を口にしてしまい…。
見どころ:食欲旺盛!良く食べるリリアーナ
本作のみどころは何といっても可愛らしい小動物のようなヒロインのリリアーナなのですが、その中でも食事シーンが最高の見どころとなっています。
いつ何時でも底知れぬ食欲を発揮し、目を離すと黙々と食べ続けている姿が可愛らしい!
特にスイーツには目が無く延々とパクパク食べ続けてしまいます。
リスやハムスターといった感じで、相手が婚約解消を目指しているウィリアムであってもお菓子を「あーん」とされると、まるで餌付けされる小動物のように思わずもぐもぐ。
その姿を見て氷の王子も思わずほっこりしてしまうほどでした。
そして、作品中に多く含まれるギャグ要素も見どころです!
少女漫画は基本ラブストーリーで時々ギャグを挟む事が多いですが、本作は「ベースがギャグマンガなのでは?」と思うほどにギャグ要素の多い作品でラブコメと思ってもいいでしょう。
リリアーナを中心にウィリアムの側近たちもギャグ要素が多く、「笑いながら楽しめるラブストーリー」といった感じになっています。
コミカライズ版のリリアーナも可愛らしく描かれており、タイトル通り「小動物系令嬢」という言葉がピッタリ。
そんなリリアーナが見せるコミカルなシーンが見どころです。
そして普段ギャグ要素が多いだけに、甘い展開になるとギャップで破壊力は倍増。
もちろん甘い展開になってもしっかり最後はオチを付けてくれます!
レビュー:ギャグ要素が多くて面白いラブコメ漫画
漫画「小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される」は、その愛らしいキャラクターとコメディタッチな展開で、一度読み始めたら止まらない魅力を持っています。
特にヒロインのリリアーナが小動物のように可愛く、天然で裏表のない性格が読者の心を掴んで離しません。
リリアーナは結婚に対して慎重で、家族と平穏な日々を送りたいと思う中で、王子に婚約者として選ばれてしまいますが、ここが物語の大きな軸となり、どんどん展開していきます。
リリアーナは食いしん坊でケーキやお菓子をほっぺたいっぱいに頬張る姿は、リスやハムスターそのもの。
こういった無防備な姿が逆にウィリアム王子の心に響き、次第に冷たい「氷の王子」と呼ばれていた彼の態度も変化していきます。
リリアーナの前では思わず微笑んでしまう彼の姿が非常に微笑ましく、読んでいるこちらもほっこりとした気持ちにさせられます。
物語の中ではリリアーナが婚約を回避しようと奮闘する様子が描かれますが、その奮闘が逆に王子をどんどん惹きつけてしまうという展開が面白いポイントです。
例えば、彼女が王子の幼馴染に対して「鼻毛が伸びるお祈り」をすると真顔で言ってしまうなど、その天然ぶりには笑いが止まりません。
そして、そんなリリアーナに笑わされ、次第に彼女に惹かれていく王子の姿を見ると、彼もただの「氷の王子」ではなくなっていくのだな、と成長を感じます。
物語の進行とともに、ウィリアム王子がなぜ冷たい態度を取るようになったのかという背景が明かされ、彼の心の傷もリリアーナとの出会いを通じて少しずつ癒されていきます。
この部分はただのラブコメではなく、王子の心情の変化や深みを感じさせ、読者に感情移入させる魅力的なエピソードとなっています。
リリアーナはただ可愛いだけでなく、頭の回転も速く、周りの嫉妬する令嬢たちにも上手く対処し、兄弟を巻き込んで難局を乗り切る姿は頼もしさを感じさせます。
彼女は王妃という地位には関心がありませんが、王妃教育にも逃げずに取り組む姿勢は立派で、そんな真面目さが王子からも周囲からも愛される理由なのだと思います。
全体的に、この作品は笑いと可愛さ、そして少しの切なさがバランスよく織り交ぜられた素敵なラブコメです。
リリアーナとウィリアム王子の関係がどのように進展していくのか、二人がどのように心を通わせていくのか、その続きが気になって仕方がありません。
愛らしいヒロインと徐々に氷が溶けていく王子の関係を、ぜひ最後まで見届けていきたいと思います。
小動物系令嬢は氷の王子に溺愛されるは完結した?まとめ
人気のWEB小説「小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される」は、連載中の作品かどうかについてご紹介しました。
原作小説は「小説家になろう」で連載され、すでに完結しており電子書籍では第8巻まで読むことが可能です。
また、コミカライズ版は連載が続いていおり、2024年10月現在で第5巻までが刊行されています。
物語は、伯爵令嬢リリアーナが、望まない婚約を解消しようと奮闘する中で、王子ウィリアムとの関係が深まっていく恋愛ストーリーです。
作中では、主人公たちの感情の変化や新たな試練が描かれ、まだ完結には至っていません。
漫画版は、作画を通じてキャラクターの成長を楽しむことができ、この視覚的な楽しさも大きな魅力です。