純粋な学園ラブストーリーが好きな人におすすめの作品が「隣の席の、五十嵐くん。」です。
最近は恋愛系でも異世界モノが多い中、本作は異世界系ではなくリアルな物語っぽい少女漫画です。
そこで、隣の席の五十嵐くんが完結しているのか、というのは誰でも気になるところでしょう。
今回は完結や最新話についての情報をまとめてみましたので、是非ご覧ください。
隣の席の五十嵐くんの漫画は完結している?
隣の席の五十嵐くんの漫画は、現在も連載中の作品で、完結していません。
2019/11/3日より電子書籍が発売されましたが、2024/11/01日現在も連載が続いています。
また、以前44巻で完結しているという噂が広まったことがありましたが、これは出版社による誤記が原因でした。
電子書籍ストアで完結という表示に一時期なってましたがすぐに訂正され、ファンたちは物語の続きが楽しめることに安心しています。
但し、原作小説については完結していますので、小説は全てのストーリーを読むことが可能です。
漫画は五十嵐くんとヒロインの関係がどう進展していくのか、今後の展開に期待が寄せられています。
最新話は何話になる?
2024/11/01日現在の最新話は第59話です。
単行本は現在59巻まで出ており、最新巻は2024/10/27に発売されました。
また、59巻もあるので全て読むのにかなり時間がかかる、と思っている方もいるでしょう。
しかし、1巻あたり約30ページ弱のボリュームで構成されています。そのため、1巻は基本的に1話分と考えても良いでしょう。
単話ごとに楽しめる形式になっており、読みやすいストーリー展開が特徴で、一応電子書籍ストアでは単行本扱いとなっています。
紙書籍では読めないの?
人気がある漫画は、紙書籍と電子書籍で単行本などを販売しています。
しかし隣の席の五十嵐くんは、紙書籍での販売は行われておらず、現在は電子書籍のみで楽しむことができます。
しかし、電子書籍の値段が1巻165円というリーズナブルな価格で提供されているため、手軽に購入して読むことが可能です。
電子書籍であれば、スマートフォンやタブレットを通じていつでもどこでも読み進められるため、利便性も高いです。
漫画と小説では内容が異なる
原作は小説ですが、一般的に原作が小説の作品は、漫画でもその内容を踏襲していることがほとんどです。
しかし、隣の席の五十嵐くんは、漫画と小説で内容に若干の違いがあります。
原作者のひなた先生もおっしゃってますが、漫画ではキャラクターの設定や展開が改変されている部分があるとのことです。
実際に読んでみると分かりますが、確かに違いがあります。
但し、このような違いがあるからこそ漫画版と小説を異なるアプローチで楽しむことができるので良い部分とも言えます。
キャラクターの魅力やストーリー展開がまた違った角度から描かれているので、両方を読むことで、作品全体をより深く楽しむことができるでしょう。
<おすすめ漫画>
漫画「隣の席の、五十嵐くん。」詳細
あらすじ:大人しい女子高生の成長物語
ヒロインの今井椿は艶やかな名前とは裏腹に、地味で大人しい「モブキャラ」といった感じの女子高生でした。
高校生活も2年目に入り、友達が少ない椿にとっては気が気じゃないクラス替えの季節。
何とか仲のいい友達と同じクラスになる事ができホッとしたのもつかの間。
隣の席に座ったのはカースト上位の有名人、五十嵐くんでした。
椿が苦手なチャラいタイプではないものの、不愛想で何を考えているのか分からずおどおどしながら過ごす椿。
なるべく関わる事なく席替えがあるまで息を潜めていようと考えるのですが、運悪く2人そろって学級委員となってしまう事になってしまいます。
最初は緊張から言いたい事も言えなかった椿。
しかし、徐々に五十嵐くんの人間性を知っていくことで、椿も自分から歩み寄うるようになるのです。
ネタバレ1話:クラス替え
高校2年生の春。小心者の椿は「怖い人がいない、平和に過ごせるクラスだといいな」と考えながら教室へ向かっていました。
ドキドキしながら2年1組の教室に入ると、すぐに後ろから友人の声が。
声の主は椿と同じ地味で目立たない友達の圭織で、2人は同じクラスになれたことを喜び合います。
そしてしばらくすると中学時代の友人である乃愛とも同じクラスになった事が分かり、椿は2人の友人と同じクラスで上々のスタートを切ることができる事に。
しかし自分たちと違いカースト上位のグループにいる乃愛を見て、圭織は何だか意味深な少し曇った表情を浮かべていました。
席順は出席番号順に割り振られており、椿と圭織は別々の席に座る事になります。
隣の席には「五十嵐」という名前が書かれており、いったいどんな生徒が来るのかハラハラしていた椿。
「賑やかな感じのノリは苦手で嫌だな」と思っていた椿でしたが、隣に座ったのは賑やかとは真逆な無口で何を考えているのか分からない男子でした。
それはそれで怖くてビクビクしながらする椿でしたが、五十嵐くんは小動物のようにいつもビクビク怯えている椿をしっかり見ていました。
30キロハイク
学校の行事で30キロハイクをする事になった生徒たち。
班決めで椿は五十嵐くんを含む男子3人、女子は我妻さんの5人グループになります。
自分以外はみんなカースト上位の人間……いわゆるリア充たちで萎縮する椿。
唯一の女子である我妻さんも自分勝手な性格で、団体行動するように言われていたのにすぐ友人のいる他のクラスへ行ってしまいました。
結局女子1人となり、男子たちと30キロハイクを始めたものの、途中で生理がきてしまい、椿はかなりつらそうな様子。
しかし男子たちはそんな事に気付くはずもなく、マイペースで30キロハイクを進めていきます。
そして折り返し地点で昼食を済ませ、帰る頃には辛さがピークに達してしまいました。
椿は男子の歩くスペースについて行くどころか立っている事もできず、その場にしゃがみ込んでしまいます。
そんな時、急いで駆け寄ってきたのが五十嵐くんでした。
五十嵐くんは椿から理由を聞くと機転の利いた言葉で生理痛であることを濁し、グループの2人を先に行かせたのです。
見どころ:とにかく普通のヒロイン
本作のヒロインである椿は地味で普通の女子高生という設定なのですが、まったくもってその通り地味な見た目をしています。
地味な設定なのにキャラが美人だったり、最初は地味だけど化粧したら一気に美人になったり。
そういったケースが多いのですが、椿は最初からずっと地味な女子といった感じが本作の見どころです。
地味で引っ込み思案な椿が外見も変わらずどうやって成長していくのか。
急激な成長は全然なく、少しずつ椿が成長していく姿が描かれている。
そんなリアリティのあるストーリーが見どころとなっています。
また、カッコいい五十嵐くんもについても見どころでしょう。
地味な椿に対し、もう1人の主人公である五十嵐くんは最初からカッコ良くて魅力が満載です。
基本的には不愛想な感じで口数も少なく、男女平等に冷たい態度が目立つ男子。
しかし、それだけにちょっと笑ったり照れたりするだけで「うわあああ!」となります!
実は感情表現するのが苦手なだけで、実際は周りの事をよく見ている優しい男子なんです。
椿が困っている事に気付くとさり気なく助け舟を出したり、機転の利いた行動で椿を守ろうとしたり、相手の事を思った行動や言動が魅力的なキャラです。
水泳部なので日焼けが目立ち、作中でも筋肉マニアがヨダレを垂らしているように、顔と身体つきの良さも人気の理由です。
レビュー:同級生たちの関係が気になる作品
本作は、地味な女の子の椿と水泳部のエース五十嵐くんの恋愛模様を描く一方で、学生時代の複雑な人間関係もリアルに表現しています。
そんな椿が、どうやってリア充の同級生たちと関係を気付いて行くのか、先が気になる漫画です。
椿ちゃんの初恋が少しずつ発展していく様子が丁寧に描かれており、五十嵐くんの純粋で優しい一面が彼女を成長させる過程には心を奪われました。
椿ちゃんの内気な性格や彼女のクラスメートたちの陰湿な行動など、学生時代独特の人間関係がリアルに描かれている点は、読者に共感を呼び起こします。
学生時代の記憶が蘇り、彼女の気持ちに寄り添うことができる方も多いのではないでしょうか。
また、五十嵐くんのような男子が現実には少ないかもしれませんが、彼の真っ直ぐな性格は多くの読者を引きつけることでしょう。
そして漫画はまだ先の話が気になる所ばかりで、友人の圭織も何か影があってこの先どうなるのか気になるところです。
全般的に青春の甘酸っぱさや、じれったい恋やリアルな青春作品を楽しみたい方には、是非お勧めの作品です。
隣の席の五十嵐くんは完結してる?まとめ
隣の席の五十嵐くんは、2019年11月から電子書籍として連載が始まり、2024年11月01日現在も続いている作品です。
最新話は第59話で、単行本も59巻まで発売されていますが、1巻あたり約30ページと短く読みやすいストーリー展開が特徴です。
本作は紙書籍での販売はなく、電子書籍のみで提供されていますが、価格が165円と手頃で、スマートフォンやタブレットで手軽に読める点が魅力です。
物語は地味で大人しい女子高生、今井椿と、カースト上位の男子、五十嵐くんの複雑で甘酸っぱい青春を描いています。
クラス替えや学校行事での出来事を通じて、内気な椿が徐々に五十嵐くんや他のクラスメートと関わりを深め、成長していく姿が描かれています。
また、漫画版と小説版では展開やキャラクター設定に若干の違いがあり、それぞれの魅力を楽しむことができるのもポイントです。
現実的でリアリティのあるキャラクター描写と人間関係が読者に共感を呼び、特に青春期のリアルな感情や経験を思い出させる作品として高評価を得ています。