来世は他人がいいは、多くのファンを魅了する人気漫画です。
なのでこれから「読んでみたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、どんな話なのか気になる!と思う人もいるはず。
本格的に読み始める前に、あらすじを知っておけば、より楽しめるかもしれません。
本作の魅力は、個性的な登場人物と先の読めない緊迫したストーリー展開にあります。
単なる恋愛漫画ではなく、サスペンス要素や心理戦も絡む、刺激的な作品です。
この記事では、来世は他人がいいのあらすじを中心に、作品の魅力を詳しく解説します。
これから読もうと考えている方も、すでに読んでいる方も、ぜひ最後までお楽しみください!
来世は他人がいいってどんな話?あらすじ紹介
1巻あらすじ
幼い頃に両親を亡くした染井吉乃は、大阪の極道の孫として育てられ、高校生になっても周りから怖がられ、友達もほとんどいませんでした。
年頃の女の子が浮いた話一つないので、染井家組長で吉乃のおじいちゃんである染井蓮二が、東京にいる極道の深山家の孫、深山霧島との結婚を前提としたお付き合いを勝手にお膳立てしてくれていた。
吉乃は盛大に断りますが、結局東京まで会いに行く事に。
深山家を訪れ、深山霧島に会うと、極道とは思えない顔の整ったイケメンで優しく対応してくれます。
転校するつもりなどありませんでしたが、霧島の印象も良かったため、その後トントン拍子で深山家の離れで暮らすこととなりました。
同じ学校で一緒に登下校すると、周りの女子から白い目で見られ、霧島との関係を聞かれます。
吉乃は極道なのに周りからモテている事にも疑問を持ちますが、何より霧島との微妙な距離感に疑問を持ち始めます。
ある日、吉乃が日用品を買う為に霧島に付き合ってもらった時、吉乃が1人でATMに行っている間に三人組の男に声をかけられ、無理やり路地に連れ込まれる。
吉乃が抵抗しようとした時に、霧島が現れ、三人組を死ぬ間際まで叩きつけ、自分の顔を覚えておくよう念押しします。
霧島が吉乃に触れようとした時、吉乃は咄嗟に霧島が怖くなり、手を払ってしまいます。
すると、霧島は本性を現し、めんどくさいと言って吉乃に、思った子と違って価値がないから身体を売って金にしてこいとまで言ってきます。
突然の豹変に驚く吉乃ですが、一度自分で決めた事を投げ出すのが嫌な吉乃はどうすればいいのか迷ってしまう。
ちょうどタイミングよくおじいちゃんから電話がかかってきて、少し弱気な吉乃におじいちゃんが喝を入れます。
腹を括った吉乃がとった行動とは?!
2巻あらすじ
大阪のヤクザ一家に生まれた女子高生・染井吉乃は、祖父の意向で東京のヤクザの家に婚約者として送り込まれる。
相手は深山霧島。端正な顔立ちと柔らかな物腰を持ちながら、内面には狂気を秘めた男だった。
東京に来た吉乃は、霧島と関東のヤクザたちの間で巻き起こる抗争に否応なく巻き込まれる。
婚約者としての距離感を保ちつつも、霧島の危うさを警戒する吉乃だったが、彼の不可解な行動や異常なまでの執着に困惑し始める。
ある日、霧島は赤座興業の組員が殺害された事件の真相を追っていた。
その過程で吉乃は彼の異常性を垣間見ることになる。
やがて、事件の鍵を握る赤座しおりを発見し、吉乃は霧島と共にしおりの隠れ家へ向かう。
しかし、そこには厄介な奴らが待ち構えており、吉乃は突然襲撃される。
激昂した霧島は、複数の男を相手に圧倒的な戦闘力を見せつけた。
一方、霧島の日常には不可解な側面があった。女遊びが派手でありながら、吉乃の話をする際だけは無邪気な表情を見せる。
そんな彼の態度に、遊び相手の女性は「もしかして嫌われているのでは?」と指摘する。
それを聞いた霧島の表情はどこか腑に落ちない様子だった。
その頃、吉乃は夜中に何者かが部屋に侵入した気配を感じる。
警戒しながら包丁を枕元に忍ばせるが、再び侵入者が現れた。
問い詰めると、その理由は想像を超えるものだった。
吉乃の父親の死因についても新たな疑問が浮上する。
霧島は「事故」という言葉に違和感を抱き、祖父の来訪を前に何かを探り始める。
ヤクザ同士の権力関係が絡み合いながら、吉乃と霧島の関係はさらに複雑になっていく。
3巻あらすじ
吉乃の前に、幼馴染の鳥葦翔真が現れる。大阪の染井組の一員であり、吉乃とは家族同然の関係だった。
しかし、彼の登場によって、霧島との奇妙な婚約関係にさらなる波乱が生じる。
翔真は東京での吉乃の状況を懸念し「霧島には裏があるのではないか」と疑いを抱く。
霧島の不気味な笑顔の裏に潜む本心を探るため、吉乃を大阪に連れ戻すよう促すが、吉乃は戸惑いながらもそれを断る。
しかし、霧島が吉乃の行動を逐一把握していることが明らかになる。実は彼女の持ち物にはGPSが仕込まれていたのだ。
その異常な執着を知った翔真は、彼女を東京から引き離す決意を固める。
ある日、吉乃は霧島と翔真が対峙する場面に遭遇する。
霧島は微笑みを崩さず、翔真の敵意を軽くいなすが、その目はまるで獲物を見定めるようだった。
一触即発の空気が漂う中、翔真は「霧島は本当に吉乃を愛しているのか」と問う。吉乃自身も霧島の真意を測りかねていた。
そんな折、吉乃のいとこ・椿が登場する。彼女は一見おっとりした美人だが、腹の底には冷徹な計算を秘めていた。
霧島と椿は不穏な空気を纏いながらも奇妙な共鳴を見せる。
一方で、椿は霧島の異常な愛情の重さを察知し、吉乃にそれを警告する。
さらに、霧島の過去が少しずつ明らかになっていく。
彼が幼少期から経験してきた環境、吉乃の祖父との「約束」そして彼が吉乃に抱く歪んだ感情、それらが絡み合いながら、物語は新たな局面へと進んでいく。
4巻あらすじ
夏休みが訪れ、吉乃は霧島を連れて故郷の大阪へ帰ることにした。
久しぶりに帰郷した彼女を迎えたのは、染井組の面々と幼馴染の翔真。
霧島はアウェイの状態だが、彼は吉乃に隠れて元カノ・菜緒と接触していた。
霧島の行動には目的があった。菜緒の元カレ・小津が裏社会と関わりの深い危険人物であり、彼女が利用されようとしていたのだ。
霧島は小津の計画を阻止するため、菜緒を利用しながら裏で動き始める。
しかし、吉乃は彼の不審な行動を察知し、独自に調査を進めていた。
やがて、霧島が小津に呼び出された場所に吉乃が先回りしていることが判明する。
彼女は霧島の行動を見越し、危険を顧みずに現場へと向かっていた。
驚く霧島に対し、吉乃は冷静に状況を伝え、「全員殺す覚悟で動け。後始末は私がやる」とまで言い放つ。
ヤクザの孫娘としての覚悟を示したこの言葉に、霧島は吉乃への執着をさらに深めていく。
事態が緊迫する中、霧島は突如として吉乃に結婚を提案する。
彼の本心がどこにあるのか、吉乃は完全には読み取れない。
しかし、霧島の異常なほどの執念は確実に彼女の周囲を変えていく。
大阪での一連の騒動は、吉乃と霧島の関係をさらに複雑にしながら、新たな火種を生み出すものとなった。
5巻あらすじ
吉乃と霧島は大阪で騒動に巻き込まれる。
霧島が半グレ集団をおびき寄せ、人混みと暗闇を利用し、次々と敵を倒していく。
その最中、謎の男・アザミが姿を現した。彼の狙いは霧島ではなく吉乃。
一方、吉乃は半グレ集団のリーダーに発見され、最悪の事態になってしまいます。
だが、武器を持って応戦し、辛くも勝利を収めることができました。
同じ頃、霧島の策略にはまり、カラオケ店に向かった翔真はそこでも戦いを繰り広げ激しい戦いの末、相手は撤退していく。
騒動の黒幕・小津を捕えた吉乃と霧島。
ホテルのラウンジで小津に詰め寄り、今後一切関わらないよう約束させる。
そして、騒動の終息後、翔真は吉乃に電話に出なかったことを詰め寄ります。
普段は敬語の彼が感情を露わにする姿に、吉乃は驚く。
そして、大阪での霧島の不可解な動きを不審に思った吉乃は、密かに彼を尾行していた。
実はGPSを仕込み、その行動を監視していたのだ。
だが、霧島は監視されていることを知っていた。
すべてが終わり、霧島は吉乃の恋人になる方法について尋ねる。
その方法とは、まさかのジャンケンによるものでした。
そして吉乃は霧島に負けてしまい、彼は吉乃の彼氏の座を勝ち取った。
その後、蓮二は霧島による喧嘩がはじまります。
そして、激しく殴打した後、告げられた言葉とは!?
6巻あらすじ
正式に交際を始めた吉乃と霧島。
しかし、霧島は吉乃の幼馴染・翔真の存在を快く思わず、彼に喧嘩を仕掛ける。
公園での口論はエスカレートし、殴り合いに発展。
さらに、刃物を手に取るほどの激闘に突入する。
その場に吉乃が乱入し、二人を無理やり止めるようにします。
事態を収めるため、彼女は幼い頃からのルールを適用する。
それは「喧嘩をしたらシャツを交換」すること。
吉乃は霧島が翔真に対して異様な嫉妬を抱くことを察していた。
交際を決めた理由は、翔真に対する対抗心があまりにも強かったから。
翔真がいなければ霧島は彼氏にはなれなかったと伝える。
その後、公園のベンチで吉乃と翔真は語り合う。
そこで「どんな奴が結婚相手にふさわしい」のか語り合ったりし、突然吉乃から好意があるのか尋ねられた翔真。
翔真は即材に完全否定し、数日後、吉乃は霧島を完全無視。
どれだけ話しかけても相手にしない。
これまでどんなことをしても怒るばかりだった彼女が、ついに「無視」という最終手段を取ったのだ。
霧島は焦り、手作りのお菓子を持参したり、外で長時間彼女を待ち続けたりする。
ついに吉乃が口を開き、同じことをしないようにと釘を刺す。
そして「どんなことがあっても2人だけでどうにかする」と約束させる。
その言葉に、霧島はどこか満足げな表情を浮かべる。
一方、吉乃の祖父が所属する桐ヶ谷組では、組長の逮捕により組織が不安定な状態に陥っていた。
そして、そんな中、再びアザミが姿を現す。
吉乃を巡る男たちの思惑が交錯し、組織の権力争いが激化する中、事態はさらなる混乱へと向かっていく。
7巻あらすじ
第7巻では、吉乃と霧島の関係が深まる一方で、命を脅かす危険な事件が次々と巻き起こる。
吉乃は関西のヤクザ・桐ケ谷組の跡取りの孫娘、霧島は関東の砥草会の孫息子という立場にあり、家同士の関係から半ば強制的に交際を続けることになる。
しかし、その背景には複雑な事情が絡んでいた。
物語が大きく動き出す中、吉乃は桐ケ谷組の跡目争いの影響を受け、謎めいた男・周防薊(すおう あざみ)に拉致される。
彼はタコの刺青を持ち、吉乃の祖父・染井蓮二の命を狙っていたが、その目的は単なる敵討ちではなく、長年の恨みと執着から吉乃を自分のものにすることにもあった。
一方、霧島は吉乃を救うために動き出す。彼は冷徹かつ狂気じみた一面を持ち、幼少期から暴力の世界で生きてきたため、その冷静さと残虐性は並外れていた。
本巻では、彼の過去が明らかになり、なぜ彼がこのような性格を形成したのかが描かれる。
霧島は吉乃をより深く知ってもらうため、自らの伯母であり育ての親である深山菫(みやま すみれ)に彼女を紹介することを決意する。
菫は霧島の過去を知る重要人物であり、彼がかつて同級生への暴力事件を起こし、それが極道の道へと進むきっかけとなったことが語られる。
一方、吉乃は模試を終えた帰り道、薊に接触される。
運転手・稲盛になりすました薊は巧みに彼女を誘い出し、警戒しつつも逃げ場のない状況へと追い込んでいく。
そして、まるでデートのようにゲームセンターで過ごした後、彼女は薬を盛られ意識を失ってしまう。
目を覚ますと、そこは薊の監禁場所だった。
そこで薊は、吉乃に衝撃的な事実を突きつける。霧島は実は吉乃の祖父・染井蓮二に雇われ、彼女を監視する役目を担っていたというのだ。
さらに、吉乃の父親がヤクザによって暗殺されていたことも明らかになる。
そして薊は、蓮二を殺害するための駒として吉乃を利用しようとし「自分と結婚しろ、拒めば殺す」と究極の選択を迫る。
しかし、吉乃は「自分が死ぬことで二人を守れるなら」と即答し、薊に水責めで命を奪われかける。
しかし、間一髪のところで霧島が居場所を特定し、救出に向かう。
逃げる吉乃、追う薊。絶体絶命の状況の中、霧島は吉乃を抱え、団地の上の階から飛び降りるという大胆な行動に出る。
生還するも、霧島は重傷を負い、薊は不気味な笑みを残して去っていく。
こうして、怒涛の展開と衝撃的な事実が連続する第7巻は、読者の心を大きく揺さぶるものとなっている。
8巻あらすじ
第8巻では、前巻で拉致された吉乃の運命と、それに伴う霧島の行動が物語の軸となる。
薊に監禁され、異常な愛情と支配欲に晒された吉乃は、決して屈することなく冷静さを保ち続ける。
その強さと機転はこれまでも描かれてきたが、本巻ではより鮮明に表現されている。
一方、吉乃を救い出した霧島は、団地から飛び降りた影響で重傷を負う。
そこに現れた翔真(しょうま)は、霧島から「吉乃を病院へ連れて行け」と託され、彼女は不安を抱えながらもその場を離れる。
病院で手当てを受けた吉乃は、翔真から見せられた新聞記事によって、自らの父親が単なる事故ではなく、祖父・染井蓮二と間違えられて計画的に殺害された可能性に気づく。
さらに、現在も桐ヶ谷組内で蓮二を排除しようとする勢力が存在し、薊はその一員ではなく、誰かに雇われた可能性が浮上する。
彼は単なる刺客ではなく、霧島と似た異常な気質を持ち、単純な敵とは言い切れない存在であることが明らかになる。
物語は霧島の過去へと遡る。彼は幼少期、同級生から壮絶ないじめを受けていた。
しかし、それを苦にするどころか、暴力を「教育」として捉え、いじめ加害者たちの暴力性を意図的に育てる異常な行動に出る。
そして約1年後、彼らを徹底的に叩きのめし、支配者としての立場を確立する。
この事件を機に両親は手を焼き、彼を極道である伯父・深山萼(みやま がく)に託すこととなる。
そこで萼と蓮二の関係を知った霧島は、蓮二の孫である吉乃に強い興味を抱き「ヤクザになれば吉乃に会える」と考え、自ら極道の道を選ぶ。
そして大阪まで吉乃を見に行き、彼女の姿を目にした瞬間、強烈なときめきを感じる。
その後、蓮二は吉乃を守るため東京へ避難させる決断をし、その監視役として霧島が選ばれる。
現在に戻ると、霧島は自宅の地下室に身を潜めていた。そんな彼を探し出した吉乃が、凍える体を温めると、霧島は目を覚ます。
そして、過去を経てなお吉乃への深い愛情を持ち続ける彼の姿が描かれる。
また、これまで霧島の気持ちに一定の距離を保ち続けていた吉乃だったが、この一件を通じて彼に対する感情が少しずつ変化していく。
単なる利用関係ではなく、互いに特別な存在として意識し始める様子が、微細な心理描写とともに描かれている。
第8巻では、吉乃の拉致事件を通じてキャラクターたちの内面が深く掘り下げられ、単なるヤクザ同士の抗争ではなく、複雑な愛憎や心理戦が交錯する物語へと発展していく。
桐ヶ谷組の抗争が迫る中、吉乃と霧島の運命はどこへ向かうのか。
次巻へ向けての伏線も多く張られ、緊迫した展開が続く。
来世は他人がいいの主要登場キャラクター詳細
染井吉乃
大阪のヤクザ一家の孫娘として産まれた現在高校生の染井吉乃。
幼い頃に両親を亡くし、おじいちゃんである染井蓮二の元に引き取られ、育てられました。
おじいちゃんは、桐ヶ谷組直系の染井組組長の染井蓮二であり、関西最大の指定暴力団としてその名を馳せていました。
もちろん孫娘である吉乃もヤクザの孫娘である事が周りから知られており、学生時代の時から友達などおらず、もちろん彼氏もいた事もありませんでした。
蓮二譲りの美人な顔持ちから、なぜか周りからは子持ちのホステスやら美人は3日で飽きるやら散々噂はされてきており、吉乃もそれを黙認している状況でした。
いけしゃーしゃーと繰り広げられる陽気な関西弁に加えておじいちゃんのボケと吉乃のツッコミがまさにコミカルでとてもいいコンビです。
ですが、吉乃は一度決めた事は何としてもやり遂げる力を持っており、一般的な人とは違ったやり方で相手をギャフンと言わせる事ができます。
怒るとものすごい形相で淡々と話し、相手を萎縮させる女の子です。
深山霧島
苗字のような名前ですが霧島が名前です。
普段はニコニコしていて優等生であり、学校では女の子からキャーキャー言われるような王子様のようなポジション。
ヤクザの家柄だけど、ヤクザとは無縁のような、勉強もできる優男風。
しかし、本性は完全なるドMなマゾフィストであり、自分の人生をめちゃくちゃにしてほしい願望をもつ変態である。
学校生活からは全く想像がつかないけれど、外に出て、絡んできた男達を容赦なくボコボコにする怖い一面もある。
小学生の時、1人で数人の子供達の骨を折るなどボコボコにして、収拾がつかなかったことがある。
吉乃には深山総長の孫息子として紹介されていたが、本当は深山総長の弟の孫息子にあたるため、血は繋がっているけれど、本当の孫息子ではない。
霧島が12歳の時に、深山の家にやってきて、今に至るという感じです。
GPSを仕掛けたり、鍵をこじ開けて勝手に入るのが得意です。
吉乃を好いているけれど、しっかり外にも女の子といちゃつくチャラ男ボーイで彼氏の話をしても全く怒らない、どこか掴みにくくてミステリアスな、とても喧嘩ぎ強い男です。
鳥葦翔真
翔真は、吉乃と霧島の物語において、重要な役割を担うキャラクターの一人です。
彼は霧島とは対照的な性格を持ちながらも、彼と深い関わりを持つ人物であり、特に吉乃に対しては特別な感情を抱いている可能性があります。
翔真は霧島のように狂気的で暴力的な性格ではなく、どちらかというと理知的で冷静な判断を下すタイプです。
ヤクザの世界に身を置きながらも、霧島ほど極端な思想や行動はとらず、どこか一般社会の価値観を持ち合わせている一面があります。
物語の中では、霧島と対比される存在として描かれることが多く、時には彼の抑止役として機能することもあります。
しかし、決して霧島の行動を全否定するわけではなく、彼の危険な部分を理解しつつも、それを制御しようとする立場にあります。
また、翔真は吉乃に対して気遣いを見せる場面が多く、彼女に優しく接することで霧島とは異なる魅力を持つキャラクターとして描かれています。
来世は他人がいいのネタバレ
1巻:ヤクザの孫達が繰り広げる任侠恋愛ストーリー?!
大阪の桐ヶ谷組直系の染井組組長の孫娘として産まれた染井吉乃は、大慌てで帰ってきておじいちゃんを探します。
気ままなおじいちゃんに吉乃は、関東と関西の和睦と書かれた雑誌をバンと叩きつけます。
内容によると、関西最大の指定暴力団の染井組と、関東最大の指定暴力団深山総長が兄弟を結び、その上その2人の孫同士が婚約も秒読みだということが書かれていました。
吉乃は結婚したくないと言いますが、せっかく美人で産まれてきてるのにとなだめられます。
吉乃は、周りから組長の孫という事が広まっていたため、友達はおらず、周りからはバツイチ子持ちやら美人は3日で飽きるやら散々噂されていたのでした。
とりあえず、深山霧島という名前で男前だからと言われ、結婚前提に東京に住むという話まで進んでいると言われて吉乃はとりあえず会ってみようと結局東京に訪れる事になりました。
黒服の人たちがお出迎えしてくれ、吉乃は自宅を訪ねます。
家に入ると深山一家総長の深山萼が現れました。
吉乃は深山の男前さに驚きますが、霧島はどこに?と聞きます。
深山総長は後ろにいると言い、吉乃が振り向くと、眼鏡をかけて変装した霧島がいました。
深山総長は早く茶菓子でも出してやれと言い、霧島は吉乃の手を握って部屋を案内します。
吉乃は霧島が距離が近いと思い少し警戒します。
霧島は、吉乃が方言を使わないことを聞きますが、吉乃は一生懸命覚えてきたと言います。
霧島は吉乃のことを可愛いから方言聞きたかったとさらっと言いました。
吉乃は身内以外に可愛いと言われた事がなかったので変な汗をかいてしまいます。
そして半年後の4月、吉乃は結局東京へ転校してきていました。
割と霧島がいい印象だからとトントン拍子で話が進んでしまい、同じ高校に一緒に登下校していました。
霧島は頭がいいクラスでしたが、吉乃はギリギリだったので、クラスは違いました。
極道の産まれの雰囲気など1ミリも感じず吉乃はほっとしていましたが、霧島は吉乃が見えないところで顔がこわばっていました。
吉乃が1人で座っていると、女子三人組がやってきて霧島との関係を聞かれます。
吉乃は親同士が知り合いだと説明しますが、彼女じゃないよね?と聞かれ、しどろもどろしてしまいます。
その後から吉乃はやけにみんなからの視線を感じていました。
帰り際、霧島に手を振られていると、周りの女子は黄色い声援を送っており、吉乃はドン引きします。
ヤクザの孫なのに、みんな怖がらないと聞くと、みんなの視線なんてどうでもいいと人が変わったように答えました。
霧島と別れ、吉乃は霧島との妙な距離を感じながら校舎を歩いていると、女子たちが吉乃の事を、可愛いけど自信満々で鼻につくや、借金作って水商売させられているなど噂していました。
放課後霧島と買い物をしに行くと、吉乃は財布にお金が入っていない事に気づき、1人でATMに行きました。
すると、お兄さん三人組にナンパされ強制的に路地に連れ込まれました。
すると、霧島が後ろから思い切り男に殴りかかり、吉乃をのかせて、三人を容赦なくボコボコに殴りました。
吉乃は霧島を怖いと感じ、無意識に手を振り解いてしまいました。
するともうめんどくさいと言って、女に嫌われていて人権無視してムチャクチャに振り回されるのが好きなのに、吉乃が普通過ぎて飽きたと言います。
一緒にいてもいいけど、いるならその顔と体を生かして風俗で儲けられる女になってと言います。
二ヶ月働いて100万稼げないなら大阪に帰っておじいちゃんに話してくれて構わないと言いました。
そして、大阪と東京の抗争になっても構わないと笑ってしゃべります。
吉乃は次の日1人で学校で歩いている時、昨日の霧島の事を考え、大阪に帰るか、帰ってもなんて説明するのか、一度決めた事を投げ出すなんて出来ないと考えて靴箱を開けると、靴が泥まみれになっており、イジメられた事に気づきます。
1人で外で洗っていると、おじいちゃんから電話がかかり、明らかに元気のない吉乃に対して大阪に帰るかと聞きます。
だけど一年は何があっても帰ってくるな、むしろ一年で霧島を死ぬほど惚れさせて容赦なく捨ててこいと言われます。
それが一番の男への復讐だと聞かされた吉乃は、腹を括って他の人に電話していました。
二週間後、学校にて吉乃は霧島のクラスを訪れました。
いなくなっていたと思っていた霧島は驚きます。
吉乃は標準語をやめて大阪弁で、霧島が顔と体でお金にしてこいと言うてきたから腎臓を売って400万にしてきたとどさっとお金を置きました。
そして大阪には帰らへんけど調子乗ってたら分かるよな?とビシッと言いました。
そして、いじめをしてきた女子たちにも喝を入れます。
最後に霧島を睨みつけてお前の人生めちゃくちゃにしてやると言いました。
そして去っていこうとすると、霧島が吉乃の手を握り好きだと告白しました。
そして俺の人生をめちゃくちゃにしてと言ってきましたが吉乃は気持ち悪いと霧島をはらうのでした。
来世は他人がいいってどんな話?まとめ
来世は他人がいいはどんな話か紹介しました。
漫画はヤクザの世界を舞台にしたサスペンス×ラブストーリーとして、多くのファンを魅了しています。
主人公の染井吉乃は、極道の家に生まれながらも平穏な生活を望む女子高生。
しかし、関西のヤクザの跡取りである深山霧島との婚約話をきっかけに、彼女の日常は一変します。
霧島は一見スマートなイケメンですが、裏の顔は異常な執着心を持つ冷酷な男。
そんな彼と吉乃の関係は、一般的な恋愛漫画とは一線を画し、緊張感あふれる駆け引きが繰り広げられます。
「普通のラブストーリーでは物足りない」「刺激的な恋愛漫画が読みたい」という方には、ぜひおすすめの作品です。
今後の展開にも期待しながら、続きのストーリーを楽しんでみてください!