「青島くんはいじわる」は、今でも人気が高い吉井ユウ先生の作品です。
恋愛漫画となっていますが、単行本が全何巻まで出ているのか。
そして、原作がどのメディアから始まったのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな疑問について詳しく調査し、分かりやすくご紹介していきます。
青島くんはいじわるの単行本は何巻まであるの?
漫画「青島くんはいじわる」の単行本は、紙と電子版の2種類で楽しむことができます。
現時点で単行本は3巻まであり、すでに完結している漫画なので第3巻までしっかり読むことが可能です。
3巻で結末が読めるということですが、実は電子書籍ストアでは分冊版のような形式の書籍も販売されています。
この書籍は、1冊あたり約80ページとコンパクトにまとまっており、少しずつ手軽に読み進められるのが特徴です。
一方で、通常の単行本は1冊あたり約160ページあり、分量的にも読みごたえがあります。
よって、読者は自身の読み方やライフスタイルに合わせて、紙の単行本か電子版、さらには分冊版を選ぶことができるのです。
より自分に合った形で物語を楽しむことができるでしょう。
電子版と紙書籍どちらが安い?
以下は青島くんはいじわるの紙書籍の価格と電子書籍の販売価格です。
巻数 | 紙書籍 | 電子書籍 |
1巻 | 680円 | 679円 |
2巻 | 730円 | 730円 |
3巻 | 800円 | 799円 |
このように、ほとんど差はありません。
しかし結論として、単行本を買うのであれば電子版の方が一般的に安価です。
理由として、電子書籍ではしばしばクーポンが利用可能で、それによって実質的に割引価格で購入することができるためです。
一方で、紙の単行本は新品だと価格が高めですが、中古本として購入する場合には安く手に入れることも可能です。
ただし、本作は人気が高いため、中古市場でもそこまで大幅に値下がりしていないことが多く、結果として電子版の方が手に入れやすくなっています。
電子版は手軽で、価格面でも優位性があるため、特にコスト重視の読者にとっては良い選択肢となるでしょう。
漫画の発売日と収録話
- 1巻:2022/03/04(1話~6話)
- 2巻:2022/04/01(7話~13話)
- 3巻:2022/04/29(14話~21話)
上記は電子書籍の単行本の発売日となりますが、上述の通り単行本版のほかに分冊版という形も存在します。
分冊版は全7冊で構成されており、通常の単行本よりも手軽に購入しやすいのが特徴です。
価格も単行本の約半額程度で販売されているため、まずは試し読みしたい方や、少しずつ読み進めたい方に適しています。
ただし、分冊版には「あとがき」や「描き下ろし」といった特典的な要素が含まれていません。
ストーリーだけを楽しみたい方には良い選択肢ですが、特典が欲しい読者にとっては物足りなく感じることもあるでしょう。
その為、特典を楽しみたい場合は、単行本版を選ぶ方が満足度が高くなるはずです。
分冊版は手軽でコストパフォーマンスに優れていますが、内容のボリュームと特典の有無を考えて、自分に合った形式を選ぶことが大切です。
原作は小説?漫画?ドラマ?
原作はまず漫画としてスタートしました。
青島くんはいじわるの漫画は、多くの読者から支持を得て、物語の進行やキャラクターの成長が丁寧に描かれた作品です。
その後、人気の高まりを受けて実写ドラマが制作されました。
このドラマ化によって、より広い層のファンに物語が伝わることとなり、視覚的にもキャラクターたちの世界を楽しめる作品となりました。
一方で、アニメ化はされていないため、アニメを期待している方は注意が必要です。
ドラマでは漫画の雰囲気を可能な限り再現し、特に青島くんとヒロインの関係が魅力的に描かれています。
ドラマ版では俳優たちの演技が加わり、漫画とはまた異なる魅力を見せてくれています。
原作漫画のファンにとっても、新たな視点で物語を楽しむ良い機会となっているのです。
ドラマと原作の違いについて
キャラクター設定の違い
ドラマと原作の違いとして「キャラクター設定」が異なる点があります。
例えば、青島瑞樹役を演じる渡辺翔太さんについて、原作の青島くんのキャラクターイメージと合わないという意見が意外と多く散見されます。
原作では青島瑞樹が23歳で身長が高く、王子様のような雰囲気があるキャラとして描かれてますが、渡辺翔太さんの年齢や身長がキャラクターのイメージと少し異なるため、視聴者の一部から批判がありました。
また、ヒロインである葛木雪乃役の中村アンさんについても、彼女の現在の髪型が原作と異なるため、視覚的なギャップを感じるという声がありました。
原作ではロングヘアーの雪乃が象徴的であり、一方ドラマでは中村アンさんのボブヘアーについて違和感を覚える人もいたようです。
ストーリーの違い
次に、ストーリーの違いも漫画とドラマを比較すると感じられます。
原作では妹の結婚式という設定だったものが、ドラマでは友人の結婚式という設定に変更されています。
このような変更は、登場キャラクターの関係性や背景を簡素化し、視聴者がより物語に入りやすくするために行われることがよくあります。
また、全体的なストーリー展開については流れは雑になっていること、展開が急ぎすぎるという指摘があります。
しかし、これはドラマ特有の短い放送時間に合わせて、エピソードや感情の発展が簡略化されていることが原因と考えられます。
他には、原作でゆっくりと進む恋愛の発展や、キャラクターの内面的な変化が省略されてしまうことで、キャラクターたちの感情が十分に描かれていないとの不満もありました。
キャラクターの外見や設定、物語の展開を含めたこうした違いは、原作を深く愛するファンにとってはドラマ版に対する評価を左右する要素となっています。
一方で、ドラマはそのメディア特有の制約や演出を考慮して、視覚的に魅力を伝えることやテンポ良く進めることを優先しています。
これにより、「原作ファンには不満が残るが、新たな視聴者層には魅力的に映る」という両面性が生じているといえるでしょう。
全体として、ドラマ化によってキャラクターの設定が現実的な俳優の特性に合わせて変更され、ストーリーも時間の制約から原作の詳細が省略されたり簡略化されたりしている点が、原作との主な違いといえます。
ドラマは何話まで配信している?
ドラマ版は、2024年7月6日から9月14日までの期間で全9話が放送されました。
全9話というエピソード数は、他の連続ドラマと比べると少ないように感じるかもしれませんが、これにはいくつかの理由が考えられます。
まず、近年のトレンドとして、短期間で集中的に物語を見せることで視聴者の関心を引き続けるという方法が主流になりつつあります。
限られたエピソード数の中で無駄なくストーリーを進行させることで、視聴者にテンポ良く、かつ引き込むような展開を提供することが可能です。
また、漫画のストーリーを基にしているため、原作のエピソードに忠実でありつつも、無理なく主要なストーリーを凝縮して描くためには全9話という構成が適していたとも言えます。
短いながらも充実した内容で、ファンや視聴者に満足感を与えたドラマとして、評判を呼んでいます。
漫画の出版社:アムコミとは?
「青島くんはいじわる」を出版しているアムコミは、電子コミック業界で注目されているブランドです。
この「アムコミ」は、「めちゃコミック」を運営するアムタスという会社が立ち上げたコミックブランドであり、その名前は恐らく「アムタス」と「コミック」を掛け合わせたものと考えられます。
アムコミは出版レーベル「G☆Girls」を展開しており、このレーベルは銀杏社とアムタスが共同でオリジナル作品を企画し、販売する電子コミックレーベルです。
特に女性向けの作品を多く手がけており、「青島くんはいじわる」もその一つとして、多くの女性読者に支持されています。
アムコミは、読者のニーズに応じた多彩なジャンルの作品を提供しており、恋愛やドラマティックな物語が好きな読者にとって、信頼のおける出版社となっています。
漫画「青島くんはいじわる」の詳細
あらすじ:35歳独身女性の恋愛ストーリー
葛城雪乃は、1人でいる事に慣れてしまった35歳、会社で小言を言ってしまうおばさんに一歩足を踏み入れてしまっていました。
雪乃の妹から、自分の結婚式に、相手のいない35歳独身がきたら悪目立ちするから絶対に誰かを連れてきてと言われ、たまたま居酒屋で隣の席になった会社の王子、青島くんに同席をお願いする事に。
すると青島くんは、快く受け入れてくれました。
しかし雪乃が次の日出社すると、青島くんと雪乃が付き合っていると言う噂が流れていて、雪乃は青島くんを呼び出しました。
問いただすと、結婚式に行く代わりに女避けとして付き合っているフリをしてほしいと提案されました。
既成事実としてキスまでされてしまい、雪乃はすでにキャパオーバー状態です。
2人が一緒に過ごすうちに、青島くんは知らず知らずのうちに雪乃に惹かれていき、雪乃も青島くんを受け入れていくように。
付き合うようになった2人は、妹の結婚式前に雪乃の実家に訪れ、挨拶をしますが、青島くんは結婚はしないと爆弾発言してしまいます。
そんなところへ、タカコと同じ同期で、大阪に赴任していた藤原が本社に帰ってきました。
みんなで飲むことになり、同期の三人でいつもの居酒屋へ行くことになりました。
青島くんに今日は泊まれないとメッセージを送り、三人で会社を出るところを見かけた青島くんは、雪乃のとびきりの笑顔を見ていました。
青島くんは、雪乃が自分といる時は困ったように笑う事を考えていました。
三人で飲んでいる時に結婚の話になり、雪乃は結婚のことをちゃんと青島くんに聞こうと決意します。
家に帰ると、断ったはずの青島くんが待っていて、雪乃を激しく抱きつくすことになるのです。
そして、最終的に二人は結ばれるのでしょうか…。
ネタバレ:年下王子の本気の恋愛
葛城雪乃が社食で1人で食べていると、同期のタカコがやってきて一緒に食事します。
そこへ、青島くんが仕事の用事でタカコに話しかけて去っていきました。
青島くんは、先月入ったばかりの26歳、独立できるほど腕のあるSEで、その容姿からタカコは王子と呼んでいました。
雪乃は興味ないとため息をつきます。
雪乃は仕事終わりに、いつもの居酒屋に行き、プハっとお酒を飲んで、いつも頼んでいるものを頼みます。
そこに、雪乃の妹から電話が入り、結婚式の返事がまだだと催促されます。
雪乃の彼氏の席も用意していると言われると、雪乃は半年も前に別れたと話します。
妹は、とにかく誰でもいいから連れてきてと言って電話を切られてしまいました。
すると、王子と呼ばれていた青島くんが、1人で店に入ってきて、雪乃の隣に案内されました。
雪乃は、お昼に少し会ったくらいだから自分のことを覚えてないだろうと隠れると、すぐに気づかれてしまいます。
そこへ、大将からいつもの豚足ね、と差し出され、青島くんに鼻で笑われてしまいます。
感じ悪いと思った雪乃は、青島くんにデートでもあるんじゃ?と聞くと、彼女はいないと答えられます。
雪乃は、妹の結婚式の事を思い出して、ダメ元で結婚式に来てくれないかと頼みます。
青島くんは快く了承してくれ、丁度良かったと答えました。
次の日出社すると、タカコがやってきて、雪乃が青島くんと付き合っているという噂が流れているといいます。
驚いた雪乃は青島くんに話を聞きに行きました。
青島くんは、雪乃のお願いを聞くのだから、自分も女避けとして協力してもらいたいと言います。
そして、既成事実を作ろうと雪乃にキスをして笑って去って行きました。
悶々とした雪乃はタカコに相談し、要は舐められないようにしたらいいんだと考え、コンタクトにし、化粧をしてふわふわなヘアスタイルで挑みました。
しかし、青島くんにエレベーターでさりげなく手を握られ、結局逆転されてしまいます。
その後、雪乃の後輩がやらかしたミスを雪乃が残って残業してあげていると、青島くんが現れます。
いい雰囲気になって青島くんの手が雪乃のスカートの中に入ろうとすると、履いていたパンツが綿パンである事に気付き、雪乃は青島くんを阻止して逃げました。
その後も2人は仲を深め、青島くんが雪乃と過ごすうちに、雪乃に惹かれ、雪乃に告白します。
1人が楽だと思っていた雪乃でしたが、気づけば青島くんの気持ちに応えて2人は付き合う事になりました。
その後は青島くんと2人で雪乃の実家に帰り、青島くんの年齢に驚かれますが、みんなが祝福してくれました。
しかし、結婚の話になると、青島くんは結婚は考えていないと爆弾発言をします。
そのまま妹の結婚式も無事に終わり、雪乃は青島くんに結婚の事を聞きたいけれど、どうしても重たくなるし、自分も気持ちもわからないからと悶々としていました。
見どころ:王子から甘々に溺愛されてキャパオーバー寸前!
誰かと一緒に生きる事もめんどくさい、1人がとても楽な雪乃さんと、モテ過ぎて本当の恋愛を知らない青島くんが恋に落ちてしまう気持ちの変化が本作の見どころです。
青島くんに負けたくなくて、女ムンムンで勝負に出るものの、さらっと青島くんに上を越されてときめかされる年上女子が羨まし過ぎて妄想が止まりません。
オフィスでひっそりといちゃつく所が、バレそうでバレなくて背徳感を味わえてしまいます。
好きになるはずないと鷹を括っている青島くんが雪乃を好きだと気づいた瞬間、溺愛モードに入って最高にラブが急上昇します。
溺愛されまくっているのに、1人でいる事に慣れている雪乃は、アポ無しでくる青島くんに疲れるという、そういうリアリティさも見どころとなっています!
それに拗ねる青島くんがやっぱり若くて可愛いと、第三者目線で勝手にキュンキュンします。
2人だけの恋愛ではなく、しっかり恋のスパイスとして青島くんを脅かすキーパーソンのおかげで、嫉妬なども見られちゃいます。
しかしながら結婚願望のない青島くんと、年上雪乃の波瀾万丈な恋の行方が気になり、全体的に見どころが満載です!
レビュー:青島くんの溺愛ぶりがいい感じ!
「青島くんはいじわる」を読んでみて、正直言って完全にハマってしまいました。
年上女子と年下王子との恋愛にキュンが止まらないおすすめ作品です!
年上のヒロイン・雪乃と、年下の青島くんとの恋愛模様がとても現実的でありながらも、ところどころ夢のようなシチュエーションがあって、心から「キュンキュン」せずにはいられません。
特に、青島くんの溺愛ぶりがなんとも言えず魅力的です。
最初はただの遊びかと思わせるような軽いノリで始まったふたりの関係が、徐々に本物の愛情に変わっていく様子が描かれていて、読み進めるたびに彼の真剣さに心を打たれます。
そして何よりも、その真っ直ぐな愛情を向けられて、少しずつ心を開いていく雪乃の姿に、自分自身も一緒に恋をしているような感覚に陥りました。
ストーリーは、最初はとてもスムーズに進行していきます。雪乃が年齢差や世間の目を気にして葛藤するシーンも、共感できる部分が多かったです。
特に、一人でいることに慣れきっていた雪乃が、少しずつ青島くんとの関係の中で心地よい変化を受け入れていくプロセスは、自分自身が「変化」を恐れる気持ちと重なるところがあり、とても心に響きました。
ただし、中盤から登場する青島くんの母親や幼馴染みのキャラクターには、少し残念な気持ちを感じました。
この部分から物語が昼ドラ的な展開に入ってしまい、せっかくふたりだけのラブストーリーを楽しんでいたのに、水を差されたような印象を受けました。
特に、母親の登場で二人の関係がギクシャクする様子はリアルさがあるものの、個人的にはもう少し二人の平和で甘い関係をじっくり楽しみたかったと思っています。
それでも、ラストに向けて物語は再び感動的な結末を迎えます。
結婚式での青島くんのサプライズや、二人の未来を感じさせる描写には本当に心温まるものがあり、読後に幸福感に包まれました。
単行本ならではの描き下ろしのエピソードも含め、最後までふたりの幸せが丁寧に描かれていたのが良かったです。
全体として、「青島くんはいじわる」は、年齢差のある恋愛やそれに伴う葛藤をうまく描きつつも、どこか夢のあるラブストーリーを楽しませてくれました。
登場キャラクターの描写も愛らしく、特に青島くんの優しさや、雪乃の内面の葛藤がしっかりと描かれていた点が好感を持てました。
何度も読み返したくなるような温かい物語でしたし、もし続編や番外編があれば、ぜひとも読みたいと思っています。
青島くんはいじわるの単行本全巻まとめ
「青島くんはいじわる」は、吉井ユウによる人気恋愛漫画で、単行本は全3巻まであり完結済みです。
紙と電子版で読むことができますが、価格的に電子版がクーポン利用で安価になることもあります。
分冊版も全7冊あり、手軽に読み進めたい人向けですが、特典がないため完全な体験を求める人は単行本を選ぶと良いでしょう。
原作漫画はドラマ化され新しいファン層を獲得するも、キャラクター設定やストーリー展開の違いが原作ファンに賛否を生じさせています。
主人公・葛城雪乃の恋愛物語は、周囲の誤解やキャラクタードラマを描き、雪乃と青島くんの関係の進展が主軸。
彼らの恋愛は最終的に感動的な結論に達するが、詳細は物語での楽しみとされています。
出版社アムコミは電子コミック業界で注目される存在で、女性向け作品を多く提供しています。